習近平国賓訪日に反対・米の足下見る北・香港デモ・原発処理水…青山繁晴「虎ノ門ニュース」
2019.10.07 Monday 19:15
くっくり
どういう経緯か分からないが、北朝鮮はこんなおいしい話を怒って突っ返してくれたんだと。
そしたら、まず非公式なルートで、アメリカはあの提案したんだと言ってきた。
その後に、アメリカ国務省の公式見解として、新しい提案したんだ、その中身は言えないと。
これからまた違うことが入ってくるかもしれませんが、今のところアメリカ側が僕に伝わったのと違う提案をしたというのはない。
何を意味してるのか。
幸か不幸か北朝鮮はここまで外交手腕があるのかと。
北朝鮮は足下を見てる。
トランプ大統領は、来年11月の大統領選を考えてる。
その焦りを正確につかんでいる。
おそらく日本が影響してて、日本の中で北朝鮮はスパイ活動やりたい放題ですから。
スパイ防止法がないから。
日米同盟から漏れてくる話って実は山のようにあるから。
したがってもう新提案なるものは、大統領選を控えて、北朝鮮はもう脇に置いておきたいんだと。
メインはチャイナで、貿易戦争にいかに勝つのかがメインで、鬱陶しい話はちょっとこっちに置きたいというのを北朝鮮は見抜いて、しかもストックホルム行く前にアメリカの新提案の中身もつかんで、これはもっとふっかけたら(アメリカは)もっと下りてくる、もっと妥協してくると。
米朝は対等な核保有国だと認めるとか、あるいは在韓米軍撤退とか、もう言いたい放題できるんじゃないかと思って、実はストックホルムの協議の前に、金明吉(キム・ミョンギル)首席代表は頭の中に談話を用意してて、記者団に言った。
それが「決裂した」「アメリカは手ぶらで来た」「不快だ」と。
想像していた中で最悪のコースを米朝協議は辿っていると言わざるを得ない。
これは1年以上前からアメリカ側に言ってきたことだが、僕自身は日本の核武装にずっと反対してきて、それは実は変わってないが、しかし北朝鮮がこのままアメリカから核保有国として認定されるようになったら、日米同盟があっても日本はこの件についてはギリギリでやらざるを得ないので。
すると、アメリカの核の傘も北朝鮮に関しては信用できないってことになりかねない。
すると、北朝鮮が核武装するという意味と、日本が核武装を検討するという意味は、1対1億ぐらい違いますから。
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