習近平国賓訪日に反対・米の足下見る北・香港デモ・原発処理水…青山繁晴「虎ノ門ニュース」
2019.10.07 Monday 19:15
くっくり
<今週のニュース項目>
(1)米朝実務者協議が決裂 米は新提案か
異常な協議。
北朝鮮はアメリカが手ぶらで来たと言っている。
アメリカは新提案したと言っている。
単なる決裂じゃなくて。
ストックホルムでの協議、報道でない第一報でアメリカ側から僕の携帯に「決裂した」と来た。
僕はホッとした。
しかしその後、アメリカ側から「いや、こっちは提案したんだ」と。
これ、北朝鮮の演技ですよね。
なぜホッとしたかというと、僕の知る限り、アメリカの新提案はトンデモ提案。
古い寧辺(ヨンビョン)の施設以外に、高濃縮ウランの秘密施設を作っているのはもう常識。
それなのに今回のアメリカの新しい提案は、寧辺の施設さえ廃棄してくれれば、制裁を一部解除すると。
石炭と繊維製品は売ってよしと。
それが新提案だと。
僕は飛び上がった。
制裁破りじゃないですかと。
国連がOKするわけないでしょ。
アメリカは新しい核開発の部分は結局、不問に付すわけじゃないですか。
トランプさんが問題ないと言ってるのは、距離の短いミサイルだったはずが、寧辺という、何度も使い古した以外の、その後の進展は問題にしないと言ってるのと同じ。
だから国連がOKするわけがない。
売ってよいのは石炭と繊維製品だけ、しかも3年間の期限付きだと。
でも3年は相当長い。
何よりも問題なのは、石炭と繊維製品を売って北朝鮮にいくらのドルが入るかということより、これが制裁破りだということが大問題。
この間の日本に届く距離のミサイル、2500km届くから日本全土が入る。
が、トランプさんはそれについて文句言ってない。
安倍総理と日本国民の顔に泥を塗るのと同じ。
日本国民をリスクに突き落とすのと同じ。
すると日本は核武装も検討せざるを得なくなってしまいますよ、その押す力はアメリカじゃないですかと、専門家のはしくれとしても、自由民主党の国会議員としても申し上げた。
向こう(アメリカ側)の答えは、言ってることは分からなくもないから、とにかくストックホルムを見てくれと。
で、協議になって、終わってすぐ、アメリカじゃなくて中立的な所から連絡が来た。
北朝鮮が怒って記者団に歩み寄ってきて、不快だと言った(という連絡だった)から、僕はホッとしたわけです。
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