参院選で改憲勢力に4足りないが安倍総理は歓迎!?…青山繁晴「虎ノ門ニュース」

2019.07.30 Tuesday 00:59
くっくり



 だからこの記事にも、国民民主党など野党に接近を図る考えですという記事がありますが、これはなぜか柔らかすぎて。
 つまり安倍総理が、ずっと国民民主党ってもろに言ってるじゃないですか。
 あれは間違いなく戦術で、要するに水面下だけでやるんじゃなくて、もろに、国民民主党はかなりの部分が改憲勢力で、しかも公明党よりも…、1人だけじゃなくて強固な改正派ですよ。
 だから安倍総理はおそらく参院選の前から決断されてるのはね、はっきり国民民主党をつかみに行くと。

 だから選択肢はいろいろあるわけですよ。
 国民民主党、下手すると、大連立ありますよ。
 だから自公国。
 すると維新も今までとスタンス変わらざるを得ないですよね。
 したがって大連立、自公国の枠組み作ると、ひょっとしたら自公国維、そうすると自公時代の3分の2よりも、はるかに憲法改正に近づくじゃないですか。
 これ安倍総理の考えですよ。
 はっきり言っちゃったけど。

 僕はそれは賛成できないですよ。
 なぜか。
 そうなると自由民主党が案作りますっていうのはどっか行っちゃいますよね。
 それは必ず、国民民主党、場合によってはプラス維新の方に、いわば改憲案の作成権みたいなものが、そんなものはないが、移らざるを得ない。
 すでにその水面下の動きがありますから。

 自由民主党だけでも、憲法改正推進本部の会合で、ほぼ現職の閣僚が、9条のおかげで平和でいられたんだということを挙手して発言されてるわけですから。
 それだから総理も自衛隊合憲しか仰らなくて、不肖僕らの努力で「自衛の措置を妨げない」とセットになったわけだけれども。
 国民民主党は連合や何やが支援してて、じゃあ大連立になった時にその支援は外れるか?
 外れるわけないじゃないですか。
 くっついたままですから、憲法改正とは言いながら、中身はこれが本当に憲法改正なのかということに…。

(居島:骨抜きになっちゃう…)

 はい。
 その懸念がむしろ強まるので、「護る会」は、憲法改正、拉致被害者の救出という内閣がそれなりに取り組んでることは、それを支援していくんであって、自由民主党も内閣もほったらかしにしてることや、非常に方向に危惧があることに主として力を注ぐことになってるんですけど、こういうふうになってくると、また複雑に色々考えなきゃいけないなってことはあるんですよ。

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