東京高裁「政治家の圧力なし」認定で朝日は?

2007.01.30 Tuesday 15:53
くっくり



 「News23」はこのニュース自体は3分間ほど長めに伝えたものの、筑紫のコメントは一切なし。やっぱ「安倍、中川の圧力はなかった」と認定されたことが、筑紫の腰を引かせたんじゃないですかね。


 判決の中身にも触れておきます。
 気になったのはこの部分(上記朝日新聞記事から引用)。

「取材者の言動などにより期待を抱くやむを得ない特段の理由がある場合、編集の自由は一定の制約を受け、取材対象者の番組内容に対する期待と信頼は法的保護に値する」

 ってことは、例えばよ?
 取材者(テレビ局サイド)が取材対象者にインタビューをして、「あなたのコメントは大変素晴らしかった!おかげで良い番組ができます!」などとさんざん持ち上げたにもかかわらず、編集でそのコメントをカットしてしまったり、あるいはコメントを切り貼りして取材対象者の意に反した内容になってしまった場合、取材対象者が「期待と信頼を裏切られた」として訴訟を起こしたら、勝てるってこと?

 だとしたら、今回の判決はNHKだけでなく民放にとっても脅威じゃないですか?だってこういうことって、それこそ日常茶飯事だと思われますから。
 取材現場でテレビ局側が取材対象者に迎合するようなことをしてしまったら、もう終わり。それ以外の立場に立った放送はできない。迂闊にカットしたり編集したりできなくなる。
 もっと言えば、「声が大きい人間や組織」の思い通りの番組内容にさせることだって可能になります。

 だったらサヨク諸君も喜んでばかりはいられないんじゃないですか?
 今回はたまたまサヨク側が訴えてこういうことになったけど、ウヨク側が同様の裁判を起こせば、こちらも勝訴の可能性大ってことになりますよ。
 (朝日虚偽報道の主役の一人、NHKの松尾氏だって、朝日新聞の取材時に話したことと記事が全く違うと証言しているわけですから、彼もこの種の訴訟を起こせるのでは?(^_^;)


 ……ところが判決をよく読むと、そう一元的にも言えないらしい。
 東京高裁は「取材対象者が期待を抱いたとしても、それにより番組の編集、制作が不当に制限されてはならない」とし、編集権も最大限尊重しているとのこと。
 つまり東京高裁としては、今回「期待権」を認めたのは例外的なことであると。それが「取材者の言動などにより期待を抱くやむを得ない特段の理由がある場合」という文言に込められているようです。

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