2019.03.30 Saturday 00:32
くっくり
「日本国民と共に行動を」帰化決意のキーンさん(読売新聞2011年4月23日)
【ニューヨーク=柳沢亨之】日本文学研究の第一人者で、日本文化を欧米へ広く紹介してきたドナルド・キーン米コロンビア大名誉教授(88)が22日、ニューヨーク市内の自宅で読売新聞のインタビューに応じ、東日本大震災の発生から日本国籍取得と永住を決意するまでの心境を吐露した。
キーン氏は「災難を前に、『日本国民と共に何かをしたい』と思った。自分が日本人と同じように感じていることを行動で示したかった」と決意へ至る思いを強調。「日本は震災後、さらに立派な国になると信じる。明るい気持ちで日本へ移る」と語った。9月までに東京・北区の住まいに移るという。
キーン氏は、太平洋戦争で日本語通訳として沖縄戦を経験。以後、長く日本と交わってきた。被災地の東北地方は「松尾芭蕉の『奥の細道』(の研究)で度々訪れた」。そして、日本留学時代は「無名の私を助けてくれる人たちに囲まれた」。日本国籍取得で「これまで示せなかった日本への感謝を伝えたい」という。
※キーンさんはNHKのインタビューにも答えられ、次のように述べられています。
「外資系の会社が社員を日本から呼び戻したり、野球の外国人選手が辞めたり、『危ない』と言われたりしているが、そういうときにこそ、私の日本に対する信念を見せる意味がある」
「私は、『日本』という女性と結婚した。今回の震災では日本の誰もが犠牲者だと思うが、日本人は、大変優秀な国民だ。今は大きな打撃を受けているが、未来は、以前よりも立派になると信じている」
(2011/4/25付:【東日本大震災-5】外国人から見た日本と日本人(26)より再掲)
キーン氏「私から日本をとったら何も残らない」(読売新聞2011年9月3日)
東日本大震災を機に日本国籍の取得を決意し、1日、成田に到着したドナルド・キーン米コロンビア大名誉教授(89)が2日、東京・北区の自宅で読売新聞のインタビューに応じた。
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