ドナルド・キーンさんの言葉を振り返る
2019.03.30 Saturday 00:32
くっくり
キーンさんの養子のキーン誠己さんが、3月4日、NHK(記事リンク切れ)の取材に応じておられます。
それによれば、キーンさんは、おととしの夏ごろから、老衰のために体が弱り始めていたそうです。
先月、誤えん性肺炎を発症したことで容体が悪化し、最期は誠己さんがみとって病院で息を引き取られたということです。
晩年の様子については、「とにかく日本のことを考え、日本で古典文学が読まれないこと、古典芸能が廃れていることを『残念だ』と繰り返し語っていました。最後まで語っていたのも、三島由紀夫さんや川端康成さんのことで、『三島さんは死ぬべきじゃなかった』と語っていました」。
記事の最後で、誠己さんは、キーンさんの人柄をこう偲んでおられます。
「本当に安らかに平和な表情でした。日本人、日本文化、日本文学が父のすべてでしたので、日本で息を引き取り、幸せな人生だったと思います。高い知性とユーモアがあって、それでいて偉ぶらず、人を傷つけない人でした」。
これは2月24日、キーンさんの訃報を知った時の私のツイートです。
万葉集にまつわるこの話はとても印象的でした。
ソースは、NHKで以前放送されていた「日めくり万葉集」です。
2009年6月26日分。
「思考の部屋」さんより引用(拙記事09/10/11付で一度引用させてもらったことがあります)。
【けさの日めくり万葉集は、日本文学研究家のコロンビア大学名誉教授ドナルド・キーンさんが選者の大伴家持の歌でした。
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