想定外の決裂で一番痛いのは文在寅?(2度目の米朝首脳会談)…Tweetまとめ19.02.16〜02.28

2019.03.01 Friday 01:45
くっくり



「北朝鮮は制裁の完全な解除を求めたが、われわれはそれには応じられなかった。今回は会談の席を立たなければならなかった。制裁は今後も維持する」
「彼らは制裁を解除してほしかったが、われわれはそれをできなかった。彼らはニョンビョン(寧辺)の施設を解体する用意があると表明したが、彼らはその前に制裁を完全に解除することを求めた。お互いに隔たりがあった」

 トランプ大統領とともに記者会見に臨んだポンペイオ国務長官は、このように述べました(NHK 同上)。

「この2日間の首脳会談でさらなる進歩があった。しかし、不幸なことに、われわれはキム委員長に対して、もっと踏み込む準備があるかと質問したが、キム委員長はその準備ができていなかった。今後については、楽観視している」

 要するに、アメリカ側は非核化への具体的な措置を取るよう求めたのに、北朝鮮側が経済制裁の全面解除を迫ってきたため、折り合えず、決裂したと。
 但し、再会談に向けて、実務者間の協議は継続する見通しであると。

 「決裂」とはっきり言っちゃうと、トランプさんも金正恩もメンツが立たないので、とりあえず「今回は合意できなかったけど、今後また話し合う」ってことにしたのでしょう。

 会談初日までの報道では、トランプ大統領は、内政が上手く行ってなくて(しかも米朝首脳会談の期間に、元腹心のコーエン弁護士がロシア疑惑で証言。米メディアはその報道でもちきり)、外交で成果を上げる必要があるから前のめりになってるんじゃないか?と、心配されてましたね。

 一方で、金正恩も焦ってるという見方もあって。
 つまり、経済制裁が効いている上に、来年の大統領選挙でトランプさんが再選されなかったらどうなるか?
 次の大統領が、トランプさんのように対話に応じてくれるという保証は、全くありません。
 要するに、トランプさんが大統領のうちに、それなりに話をまとめる必要があると。

image[190301-02trumpKim.jpg]

 でも、それにしては今回、北朝鮮側は高めのボールを投げてきましたよね。

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