想定外の決裂で一番痛いのは文在寅?(2度目の米朝首脳会談)…Tweetまとめ19.02.16〜02.28
2019.03.01 Friday 01:45
くっくり
実を言うと、私はもともと、今回の米朝首脳会談にあまり関心がありませんでした。
いや、関心がなかったというより、最初から自分の中であきらめムードがあって、考えるのも空しいなと。
会談が始まってからだけでなく、1週間ぐらい前からすでに、トランプ大統領は「非核化は急ぐ必要はない」と、期待値を下げるようなことを言ってましたし。
ああ、これは北朝鮮の非核化が進むどころか、(日本にとって)後退する可能性が高いなと。
悲観的な観測は当初からあちこちでされてたのに、日本のテレビはいちいち生中継や速報で、「金正恩委員長の列車が、いまベトナムに到着しました!」とか、いったい何をはしゃいでいるのかと。
民放はともかく、NHKまでもが。
日本の上空にあれだけミサイル飛ばして、日本国民をたくさん拉致・監禁して、そればかりか自国民もたくさん虐待して、さらには実の兄や伯父も殺害した凶悪な独裁者を、まるでアイドルのように追いかける、わが国のテレビ。
不快でしかありません。
考えるのも空しいという中には、拉致問題もどうせ動かないだろうなというのもありました。
トランプ大統領は、前回に続いて今回も拉致問題に言及してくれたそうですが、おそらくは経済協力や制裁解除(緩和)の話の中で、「拉致問題を動かさないと日本はカネを出さないよ」とか、そんな文脈だったのではないでしょうか。
image[190301-01trumpKim.jpg]
拉致問題はともかく、核問題については今回の首脳会談で、良くも悪くも少しは動くのだろうと思ってたし、メディアもそういう方向で報道してたのに(画像は2月28日の産経新聞夕刊)、2日目に突然事態が急転。
専門家もあっと驚く、想定外の展開になりましたね。
予定されていた昼食会は中止になり、共同声明の署名式も中止になり(紙まで用意してたのに)、トランプ大統領はホテルに引き揚げて、記者会見も前倒しで行われることになり…。
ついに午後3時半すぎ(日本時間)、ホワイトハウスの報道官が表明を出し、「非核化の進め方をめぐって合意に至らなかった」と。
現地のメディアだけでなく、日本だけでなく、世界中がどよめいたでしょう。
トランプ大統領は午後4時すぎからの記者会見で、このように述べました(NHK 2019年2月28日 17時27分)。
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