普天間無視の県民投票、それを指摘できない巨大な圧力の空気…青山繁晴「虎ノ門ニュース」

2019.02.26 Tuesday 00:11
くっくり



【共同通信によりますと、沖縄県のアメリカ軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設をめぐる県民投票で、反対が過半数となることが確実になりましたが、政府は移設を推進する方針を維持する考えです】

 それ見たことかっていう。
 それ見たことかっていうのは特に国会議員になっちゃった今、タブーって言っていい言葉だけど、でもこれやっぱり頭の中に、それ見たことかって点滅するんですよね。

 なんでかって言うとですね、これは、この共同通信の記事にはね、「アメリカ軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設をめぐる県民投票」って、当たり前に書いてあるけど、実態、違うじゃないですか。
 普天間の話は全然この投票で盛り込まれてなくて、辺野古に新しくアメリカ海兵隊の基地を作ることに賛成ですか反対ですか、どっちでもないんですかという設問になってて。
 分かってるっちゅや分かってるけれども、巨大な圧力の空気っていうかね。

 またちょっと膨大なファンの方に絶対また色々抗議されるけど、村上春樹さんがね、これ今朝読んだ産経と朝日で言うと、朝日にしか出てない。
 朝日の第2社会面に写真入りでけっこう出てますけど、右翼っぽい動きと、原発に対して、自分は小説の中にこれから頑張って盛り込んでいくんだと、いま一所懸命考えてるところだっていうのがね、こう出てて。
 前からちらちらと現れてたけど、こんなにはっきり出てきたのは初めてかもしれないけど。

 右翼っぽい動きが日本をこう圧してるかのようにおっしゃるけど、それ全然違ってて、選挙の結果、安倍政権ができて、安倍政権が国政選挙を何度もやって、国民に信を問いながら、ここまで長く続いてるのに、世の中は全く左巻きなんですよ。
 その現状をやっぱり無視されるっていうのは、小説家であっても、誰であっても何であってもね、立場に関係なくやっぱりちょっとアンフェアじゃないかと思うんですよ。

 この沖縄の県民投票、やっぱりものすごい圧力を僕は感じたのはね、ご承知の通り、はっきり言うと僕の盟友でもある石垣市の中山義隆市長はじめね、五市が、この投票やりませんと表明したらですね、まあこの本土にいると、あるいは東京にいると想像を絶するような、東京、関西で、沖縄以外どこでも分かんないくらいの、ものすごいプレッシャーがかかった、この五市の市長にね。
 個別でもあるし、丸ごとでもあるし。

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