【過去】子供たちに教えたい柴五郎(付:「日本国紀」)

2019.02.23 Saturday 00:50
くっくり


 日本軍の占領地はすぐに治安を回復し、商店も営業を再開したということです。

 それに引き替え、ロシア軍に占領された区域は悲惨でした。その地の住民らは続々と日本占領区に逃げ込み、保護を求めました。
 当時の北京市長はたまりかね、イギリス公使マクドナルドに苦情を訴え、ロシア軍管区を日本軍管区に替えて欲しいと懇願したほどだったそうです。

 北京市民の駆け込み寺と化した日本占領区で、軍全体を指揮する柴五郎中佐は市民にとって守護神でした。
 後に彼に帰国命令が出て、それが噂として一般に伝えられると街は大騒ぎとなり、老若男女こぞって別れを惜しみ、涙ぐんだということです。


 「たかじんのそこまで言って委員会」2月4日放送分で、「修身」の教科書を作るなら紹介したい人物は?という質問が出ましたが、柴五郎などはまさにうってつけの一人ではないでしょうか。

 なぜ柴五郎を日本の教育現場では取り上げないのでしょう?
 軍人だから?
 「日本軍=悪」とする日教組のスタンスに馴染まないから?

 日本人のためのみならず外国人にも尽くした柴五郎。
 今の日本の子供たちはグローバル時代を生き抜いていかねばならない宿命にあります。
 そういう視点から考えても、柴五郎を教育現場で取り上げることは子供たちの為になることだと私は思うのですが。

 ________________________________ 過去記事ここまで



 百田尚樹さんの「日本国紀」は昨秋の発売以降、激しいバッシングに晒されたらしいですね(今も?)。
 私は批判の細かい中身までは把握していませんが、百田さんの本を、教科書か歴史書のように扱うのがそもそもの間違いでは?

 誰も「百田尚樹」にそんなものは初めから求めてないと思うし、「百田尚樹」が日本の歴史上の出来事をどのように描いているのか(解釈しているのか)見てみたい、という人が大半じゃないでしょうか。
 だからこそあれだけ売れてるんじゃないでしょうか。

 そもそも歴史では、真相がはっきりしない出来事も多いし、同じ出来事でも見る側の解釈によって異なったりすることもあるし、百田さん以外の人が書いた本とも照らし合わせて、その解釈の違いを楽しむのも一興だと思います(もちろん、誰が見ても明らかな間違いがある場合は、訂正すべきだと思いますが)。

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