【動画付き】青山繁晴さん〜資源エネルギーに関する調査会(原発汚染水・メタンプルーム)〜

2019.02.20 Wednesday 17:20
くっくり



今のやり取りだけでは、ちょっと国民に現状を理解していただくの難しいと思う。
日本には3.11後に再稼働した原子力発電所が現にある。
そこからトリチウムを含んだ排水が今日も出ています。
具体例を挙げて説明を。

※原子力規制庁長官官房 片岡審議官
「原子力発電所から放出されます放射性廃棄物の管理状況につきましては、原子炉等規制法に基づきまして半年ごとに報告を受け、取りまとめた結果をホームページに公開している。現在稼働している原発のうち、例として、川内原発から放出された放射性液体廃棄物で、平成28年度の実績でトリチウムは年間6.5×10の13乗ベクレルが放出されている」

どうして福島だけ排出できないのか。
タンクに止めて問題先送り。
オールドメディアも全然報じないですよね。
排出は世界の原子力発電についても同様ですが、例えばフランスのラ・アーグは?

※原子力規制庁長官官房 片岡審議官
「フランスのラ・アーグ再処理工場は、使用済み燃料管理及び放射性廃棄物管理の安全に関する条約の国別報告書によると、2016年のトリチウムの液体質量は1.23×10の16乗ベクレル」

フランスのラ・アーグはドーバー海峡に面していて、ロンドンの足下にやってくる。
イギリス側から苦情が出たことはない。
イギリスも普通に排出してるから。
福島だけ出してはいけないというのは、当然、風評被害を受けてもっと大変なことになるからっていうのは、漁家の方々としては全く当然のことです。
でもタンクがどんどん目に見えて膨らんでいくっていうのが、より新しい風評被害を生んで漁家あるいは農家の方々の生活の再建に悪影響を及ぼしているのは事実。
やっぱり原子炉規制委員会は、委員長が見解を出せばそれで良しとなさっているんじゃないかということを心配しています。
アメリカのNRC(アメリカ合衆国原子力規制委員会)は、事業者や国民や議会と議論すべきは議論している。
日本の原子力規制委員会の7年の歩みは、そういうことはなかった。
報道ぶりもおかしいが、情報が取りにくいのも事実。
世論にきちんと議論していただく材料をもっと出していただかないと。

※原子力規制委員会 更田委員長
「先ほど申し上げた処理済み水の放出に係る見解については、機会あるごとに繰り返し申し上げたい。これに加えて今後、実施主体によって処理済み水の具体的な処理方法が選択されたら、その選択に関する原子炉規制委員会の見解などについて情報発信に努めてまいりたい」

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