【動画付き】青山繁晴さん〜資源エネルギーに関する調査会(原発汚染水・メタンプルーム)〜

2019.02.20 Wednesday 17:20
くっくり


(1)福島第一原発の汚染水処理問題

原子力規制委員会が緊急の状態で作られたということについて、そろそろ地元のためにも体制と実績について謙虚な見直しが必要な時期ではないか。
強い危機感は絶対に維持しないといけないし、決して風化させることがあってはいけないが、同時にいわば冷静な平常運転になるべき時期だと考えてます。
霞ヶ関との癒着を避けると称してわざわざ六本木の民間ビルに作った。
それがようやく平成32年度以降に霞ヶ関に移転することになった。
政府の公式な説明では前は場所が足りなかったんだと。
実態はイメージを変えるためであったと思います。
これも含めて冷静に見直す時期に入ってると思います。
癒着をしてないって証拠を見せるかのように大半の議論を公開で行うということもやってきました。
実はこれはテロリストに情報を与えるような部分もあります。
無原則な情報公開じゃなくて、情報のあるべき公開について改めてきちんと国会で議論すべき。

※原子力規制委員会 更田委員長
「公開すべき情報は公開し、非公開にすべき情報は厳格に管理する」

原子力規制委員会が発揮すべき役割を発揮できてない面はあると思います。
その典型例は、福島第一原発から出る汚染水の問題。
放射性物質を除去してトリチウム(三重水素)は、いま僕が手にした水の中にも量は少ないですけどもあります。
福島第一原発はタンクがどんどん増えていて、1週間に1個くらいのペースで巨大なタンクが増えている。
日本と世界の原発で普通に出してる処理後の水も、そのタンクに入れてどんどん増やしてるだけです。
これ一体どうするつもりなのか。
原子力規制委員会に全部責任があるとは言わないが、大事なことは更田委員長ご自身が、トリチウムだけとなってそれが一定量以下になれば海洋放出してよしという宣言を出されてる。
宣言を出されても風評被害が止められないなら、何のために原子力規制委員会があるのか分からなくなってしまう。
宣言についてもう一度説明を。

※原子力規制委員会 更田委員長
「規制基準を満足する形での放出は、他の原子力施設でも従来の計画通り行われている。福島第一原発の処理済み水についても規制基準を満足する形での海洋への放出については、科学的技術的観点から環境への影響は考えられないと認識している」

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