【過去】海上保安官メモ全文起こし(尖閣ビデオ流出とレーダー照射問題)

2019.01.25 Friday 00:15
くっくり


 事件の際、海上保安庁は状況をビデオで撮影していましたが、当時の民主党政権(菅直人政権)は中国への配慮から、映像の公開を拒否しました。
 その後、逮捕された中国人船長の釈放などがあって、11月1日、短く編集された映像が、衆参予算委員会の理事ら30人に限定して公開されました。
 当時野党だった自民党は、全ての映像を国民に公開することを求めましたが、政府と与党はこれを拒否。

 そんな中、11月4日の夜、ハンドルネーム「sengoku38」を名乗る人物が、YouTubeに、中国漁船が巡視船2隻に体当たりする場面が収録された合計44分の動画を流出させました。

 こちらがその動画です(元動画は削除済みにつき転載された動画)。
 https://www.youtube.com/watch?v=wOjKzD1N4j0&list=PLF2DE96B6E6AF5790

 「sengoku38」は、後に、海上保安官(当時)の一色正春さんだと判明しますが、この時点ではまだ明らかになっていません。
 一色さんは、自分が流出させたと上司に名乗り出る前、大阪の読売テレビの記者と接触し、その後、任意同行される前に、これから紹介するメモを書いたそうです。

 なぜこの過去記事を紹介しようと考えたかというと、韓国海軍が自衛隊機にレーダー照射した問題がきっかけです。
 今回、日本側は、防衛省が映像を公開するなど、国益を守るために積極的に情報発信していますが、尖閣諸島中国漁船衝突事件の時と比べ、何という差だろうと。

 もし今が自民党政権でなかったら、いえ、安倍政権でなかったら、映像公開どころか、照射されたという事実そのものが隠蔽された可能性もあったのではないでしょうか。

 同時に、レーダー照射映像公開の遠因として、「sengoku38」による動画流出の影響もあったのではないかと私は思います。
 相手がたとえ隣国であろうと、おかしな配慮をせず、事実は事実として公開すべきだし、言うべきことはきちんと言うべきだ、という流れを作ったという意味で。

 前置きが長くなりました。
 かなり昔の過去記事なのでリンク切れが多数ありますが、ご容赦ください。
 
 
 過去記事ここから________________________________

【11/16 16:55追記】

 「かぼちゃ」様から海上保安官の直筆メモ全文再現画像をいただきました。

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