昭和天皇の御宸筆見つかる・硫黄島遺骨 新レーダー探索…青山繁晴「虎ノ門ニュース」
2019.01.08 Tuesday 00:00
くっくり
陛下のお詠みになる和歌を御製と申しています。
まず陛下(昭和天皇)が御宸筆でお書きになって、それを関係者がご自分の文字で、要するに書き写して、それを和歌の専門家にお見せになって、陛下が率直な表現なさってるんですね。
悲しいと思われれば悲しいと、お辛いと思われればお辛いと、歌にそのまま入れられていて。
一般的な和歌の原則は、直接的な表現を避けますから。
そのように書き換えられて発表されて、印刷もされるわけですが、これは、その前ですね。
だから、陛下が御宸筆でお書きになって、ご自分でいわば推敲なさり、ちょっと驚いたんですが、ご自分で解説なさってるんですね、ご自分の歌の本当の意味を。
それを受けて、同じ日の社会面に、もと文藝春秋の半藤一利さん、しっかり時代を検証なさる立派な作家でいらっしゃいますが、同時に護憲派として今は知られている方ですね。
この方に解説を頼むのはいかにも朝日新聞ですが、半藤さん、さすがだと思うのは、公平に…。
半藤さんは2首紹介してますが、見つかった昭和天皇の御宸筆の御原稿は、とても歌が多くて、250首ぐらいある。
発表されたものもあるが、されてないものが211首もあるんですね。
これも間違いない。
その中から半藤さんが選んだ2首のうちの1首が、僕も正直驚きました。
「その上にきみのいひたることばこそおもひふかけれのこしてきえしは」
「きみ」とは、安倍総理のお祖父様の岸信介総理のことなんです。
しかも、岸信介総理が亡くなった時に、陛下(昭和天皇)がお詠みになっていた。
そういう歌があること自体、驚くでしょ。
しかもこれズバッと、岸総理の60年安保、安保条約改定、あの未曽有の大騒動の当事者、あるいは責任持ってそれを遂行された、安保問題をお詠みになっている。
「きみのいひたることばこそ」、つまり岸信介総理のおっしゃった言葉こそ、「おもひふかけれ」、思いは本当に深かったのであって、それを世に残して、(岸総理は)逝去なさったんですね、と。
しかももっとびっくりするのが、昭和天皇ご自身がご注釈として、この言葉というものが何かということを書かれていて、「言葉は聲なき聲のことなり」と。
声なき声というのはまさしく、未だに岸信介総理が一番非難されてることですよね。
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