【過去】「日本共産党史」から消された「朝鮮総連」結成秘話
2018.12.14 Friday 00:12
くっくり
デイリー新潮の記事からその部分を引用すると…
【注目を集めているのは、戦後間もない時期の朝鮮総連の活動資金に関する次のような記述だ。
「最大の財源になったのは帰還していく強制労働者の未払い賃金等であった。1946年末までに朝連中央労働部長名で強制連行者を雇用していた日本の各企業に未払い賃金の請求が出された。
その請求額は4366万円に達し、朝連はかなりの金額を企業から徴収し、それらのほとんどは強制連行者の手には渡らず朝連の活動資金に廻された」
当時の4366万円がどれほどの大金かは言うまでもないだろう。少なく見積もっても現在の価値に換算すれば数十億円になるのは間違いない。
そして同書はこの莫大な金の行先について驚くべき指摘をしている。
「これらの豊富な資金は日本共産党再建資金としても使用された。1945年10月10日、連合国最高司令官・米国太平洋陸軍司令官総司令部(GHQ)は府中刑務所に収容されていた徳田球一、金天海ら16名の共産主義者などを釈放した。彼らを府中刑務所門前で出迎えたのは日本の各地からトラックに分乗して集まってきた数百人の朝鮮人だった」
釈放された徳田らは、すぐに日本共産党再建委員会を組織して、7人の中央委員を選出した。
「こうして日本共産党は活動を再開したが、金天海が中央委員に選出されたこともあって、日本共産党再建初期の活動資金のほとんどは朝連が拠出した。こうして朝連と日本共産党の強い結びつきが成り立ったのであった」
まとめると、朝鮮総連が企業から金を徴収し、それを日本共産党に献金した、という具合に金が流れたのだ、と金氏は指摘している】
私はこれを読んで、週刊新潮2005年6月2日号【「日本共産党史」から消された「朝鮮総連」結成秘話】を思い出したというわけです。
戦後の日本共産党の再建資金のほとんどを当時の在日組織である朝連(在日本朝鮮人同盟)が提供するなど、日本共産党における朝鮮人の役割は大変大きかったという内容で、「強制労働者の未払い賃金」への言及こそありませんが、戦前から戦後にかけての日本共産党と朝鮮人の密接な関係を知ることができます。
そして日本共産党が自らの過去に目を閉ざしていることも。
ということで、ここからが拙ブログ2007年6月5日の再掲となります。
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