産経新聞的ちょっといい話(7)(読者投稿欄より)

2018.12.08 Saturday 00:06
くっくり



 占領政策は着実に浸透し、今や戦前の日本の面影はほとんど消えうせた。
 閣議決定された「大東亜戦争」の名も知らない人が多いだろう。
 共産党も今では、「9条を守れ」と声高に叫んでいる。

 今、自衛隊や海上保安庁などの職員以外に、命がけで日本を守ろうとする人がどれだけいるだろう。
 あの日の傷の痛み以上に胸が痛む毎日である。


【「他国が侮れない強い国に」】
 2017.8.11
 元会社員 松本耕一郎(67)兵庫県姫路市

 8月15日を「敗戦の日」とする人がいるが、私は「終戦の日」でいいと思う。

 昭和20年のこの日は、「終戦の詔書」が国民に示された日である。
 「堪え難きを堪え、忍び難きを忍び」のフレーズはあまりにも有名であるが、昭和天皇の思いを忖度(そんたく)すると胸が熱くなる。

 私にとって、終戦の日は伯母を思う日である。
 伯母の墓には「享年昭和20年10月1日」と刻まれている。
 終戦を知らず、フィリピンはミンダナオ島の密林で、米軍から逃れる逃避行の中で戦病死した。
 従軍看護婦で、20歳前後だった。

 靖国神社に参拝するさい、傘を忘れたり、ペットボトルのお茶を置き忘れたりするが、伯母が欲しがっているんだと合点している。
 靖国神社を参るたび、「『荘子』に書いてある木鶏(ぼっけい)(強さを外に表さない最強の闘鶏)になって、他国が侮れない国になる」と誓うのだ。


【情報を使いこなす若者たち】
 2017.10.25
 自営業 一ノ瀬修次郎(66)長崎市

 テレビの報道番組で、司会者やコメンテーターらが「新聞やテレビを見ない若い世代は、選挙報道などをインターネットから得ている。不確かな情報が拡散しているので注意が必要だ」と話していた。
 一瞬、冗談かと思った。

 彼らこそ与党・政府批判ばかりのコメントを繰り出す面々だ。
 加計学園問題では、一部のメディアは前愛媛県知事の発言を詳報しなかった。

 さらに「フェイク(偽の)ニュースに気をつけて、正確なファクト(事実)の把握を」と言うが、聞いてあきれる。

 若い世代も「余計なお世話だ」と思ったに違いない。
 ネット派の彼らは、すでにメディアの「情報リテラシー(情報の真偽を見抜き使いこなす能力)」を備えているからだ。

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