米中貿易戦で中国ベタ降り&北朝鮮に関心ないトランプ大統領…青山繁晴「虎ノ門ニュース」

2018.12.03 Monday 20:34
くっくり


 だからこの話も、北朝鮮との話し合いはトランプさんは、6月12日にシンガポールで(会談)やる時、あるいはその前に持ってた緊張感をとっくに失ってて、ゆるゆるになってるってことは逆に日本には、もうぐいぐい喉輪みたいに北朝鮮問題が深刻になってるってことなんですよ。

 というのはアメリカのチェックも緩んでるんで、日本に向けた(チェックが)。
 で、しかも韓国は実質、文在寅大統領が北朝鮮に屈服した状態だから。
 これ前から言ってますけれども、これも色々苦情来るんですけれども、文在寅大統領は学生運動の時代から北朝鮮の資金提供を受けてた疑いがあるっていうのは、世界のインテリジェンスの、日本も含めて常識ですからね。

 したがって北朝鮮としてはですね、ものすごく的が絞りやすくなってるわけですよ。
 まずアメリカはトランプさんが長くても6年後にはいなくなるわけだから、その後の大統領がどうなるかでまた変わるけれども、少なくとも当面は、ある意味ではアメリカを気にしなくてもよくなってるわけなんです。
 なんと恐るべき話で。

 そして韓国はもっと気にしなくてもいいわけです。
 そしてチャイナも、トランプ大統領が北朝鮮と手を結び始めると、チャイナは急に北朝鮮に優しくなったわけですよね。
 北朝鮮は、チャイナもアメリカも韓国も気にしなくていい。
 気になるのは、まだ安倍政権が存続してる日本だけ。

 ということは防衛上、あるいは安全保障、危機管理上の超弩級の大問題が、音を立てないまま、しかも残念ながらトランプ大統領によって作られてんですよ、同盟国によって。
 これはトランプさんは明らかに日本の国益を損じてるわけですよ、こういうのが。
 1月、2月で、やる時にやれれば、っていうのは困るわけなんですよ。

 困るで済まないから、前から言ってます通り、僕は長年の信念の、日本は核武装すべきでないっていうのも再検討せざるを得なくて、少なくとも国会でその議論は通常国会以降、やるべきだと考えてるわけです。
 というのはアメリカの核の傘っていうものに守られて、僕のように日本は核武装すべきじゃないっていう人間にとっても、そこは矛盾なわけですよ、はっきり。
 僕も矛盾を抱えてきたわけですよ。

 僕はこれ認めませんが、要するに核兵器はもう全部やめればいいんだと。

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