消費増税・入管法・河野外相・北方領土・大阪万博・ゴーン前会長…青山繁晴「虎ノ門ニュース」
2018.11.27 Tuesday 00:06
くっくり
(4)領土交渉進展へ意思疎通 日ロ外相会談
(ざっくり起こし)
河野太郎外務大臣としては、安倍総理が、二島返還しか書いてない1956年の日ソ共同宣言をベースにするというふうに、もうプーチンさんに言っちゃって合意しちゃってるから、ラブロフ外相ともこういう話にならざるをえない。
これ安倍総理も管官房長官も四島返還は変わってないとおっしゃってるが、これは1956年の日ソ共同宣言では全然ない。
1993年の細川護煕総理とエリツィン大統領の東京宣言、それだと、返還とは書いてないが四島の帰属となってる。
だからプーチンさんに対しては日ソ共同宣言、国内に対しては実質上、東京宣言と別に変わらないという趣旨になっちゃってる。
こんな二枚舌で、戦争もしないで、暴力で奪われた領土が返ってくるのはありえない。
総理サイドから、青山さんは消費増税反対、入管法改正反対、反対ばかりだけど、北方領土のことは現実として分かってほしいっていう、メッセージも濃厚に来るんですけど、そんな簡単に分かってたまるかって話ですよ、これは。
僕は四島だけとゆめ思ってなくて、南樺太と占守島まで千島列島全部、日本のものと…。
外交交渉は必ず話半分なんですよ(以下略。先週の番組書き起こし(7)(8)を参照)。
じゃあ四島返還を交渉でどうやるんだって話なんですが、安倍総理の本心は少なくとも、青山さんより私の方がよっぽどリアリストだと思ってるのは間違いないですよ。
でもそれを言うんだったら、仮に、鈴木宗男さんが言ってるところの二島先行だったら、本当に国後・択捉も交渉していくってことをまず担保しなきゃいけないから、間違っても、56年の日ソ共同宣言は出しちゃダメなんですよ。
56年の日ソ共同宣言は、もう国後・択捉は無きものとして扱われてるわけですよ。
ソ連はロシアが継承したが、でもプーチンさんの意図は逆に言うと、ソ連が崩壊してロシアになった直後のエリツィン大統領、エリツィン路線を否定するのがいわばプーチンさんの存在理由。
したがって細川・エリツィンの合意を無きものにしたいというのが見え見えの底意で、そこだけは乗っかっちゃダメなんですよ。
だから僕はこれに賛成することはできない。
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