消費増税・入管法・河野外相・北方領土・大阪万博・ゴーン前会長…青山繁晴「虎ノ門ニュース」

2018.11.27 Tuesday 00:06
くっくり



 どこまでこの先を言うべきか(笑)。
 じゃあこう言いましょう。
 選択肢にあるのは間違いない。

 但し、いま軽減税率とかプレミアム付き商品券とか、マイナンバーとクレジットカードのポイント制度とか、それからこういうかなり極端な還元とか、準備してるのが、ちゃぶ台返ししたら全部無駄になるんじゃないかというのは、違います。
 これは当然ケーススタディにもなるし、シミュレーションにもなるし、増税減税っていつも考えてなきゃいけないんで、国の根幹のひとつですからね。
 したがって無駄になるって事はないです。
 そうじゃなくて、やっぱり来年10月に向けての経済情勢をちゃんと見て…。

 これから世界はどうなるかと言うと、アメリカもっと減税なんですよ、間違いないです。
 アメリカは減税すると、すぐみんな買い物する。
 トランプ政権は少なくともあと2年は続くわけですよね。
 ということは来年の秋を考えるとアメリカはさらに減税なんですよ、それはもう再選に向けて。

 じゃあチャイナはどうする。
 これ絶対と言っていいぐらい減税なんですよ。
 米中貿易戦争で敗色濃厚で、どうするかというと、貿易戦争に勝てないとなると、内需しかないんですよ。
 しかも中国の大きなメリットは人口が非常に多い。
 およそ10億人前後の、物が足りない人がいるわけですね。

(居島一平:以前、中国の希望は「格差」だとおっしゃってましたね)

 中国の希望は「格差だ」、ではなくて、「格差だけ」。
 非常に絶望的な社会ですが、格差だけが中国経済の未来でもあるから、内需拡大はできないわけじゃない。
 その時に、例えば疲弊した農村部を急に活発にできないから、必ずやらなきゃいけないのは減税だけなんですよ。

 そうすると米中減税。
 それで日本が増税?
 そんなことはできないんですよ。
 増税したらアベノミクスが壊れるから僕は強く反対してるが、それ以外の大きな目で見ても、国際社会の中で日本だけ増税路線っていうのは実はできないんですよ。

 そうするとこのニュースから根幹のメッセージとして、選択肢の中に、どんでん返しがありますよと。
 だから2%の増税で5%の還元っていうね、2%取っといて5%あげますと言ってるわけですから(笑)、これ無理筋の話でしょうと。

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