動かない小泉厚労部会長と野党の追及が緩い理由(外国人労働者の受け入れ拡大法案)…青山繁晴「虎ノ門ニュース」

2018.11.13 Tuesday 00:36
くっくり


 やっと当たって、言ったのは、特に社会保障体制に問題があると。
 4月1日にはそもそも間に合わない状態で外国の方々を受け入れると、国際社会の信任を失いますという趣旨のことを申し上げた。


★法務部会

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 10月29日(火)午後。
 「国家百年の計を誤ってはいけない」と言ったら、バーッと拍手が。
 反対論・慎重論が非常に多いということ。

 財務省に近い議員が、「骨太の方針でもともと決まってる。今さらこの法案に楯突くのはおかしい」と。
 そんなの言ったら、部会の否定じゃないですか。
 骨太の方針は粗い方針だから、それを法案になった時に…、だいたい骨太の方針と法案の区別付かないのかと言った。
 この段階になるとみんなむき出しになる。

 本当は前週の段階から、業界ヒアリング終わった翌日に、ある部会長、既得権益の部会長が出てこられて、僕のすぐ横で、「せっかく外国人労働者を受け入れる法案が出てきたのに、自民党はそれを潰すのか!みんな怒ってるぞ!選挙に負けるぞ!」。
 僕がずーっと見てると、「その上で、ゆっくり議論した方がいい」と言われたから、僕は大拍手して、「部会長、僕と同じ意見ですね」と言ったんです(笑)。
 最後の部会では、「私は業界に頼まれて来たんです」という発言がちゃんとあった。
 「業界から、これ必ず通せと言われてるんですよ」。
 あなたは国民の代表なのか、業界の利益代表なのか。
 まあ、よくぞ言ったりですよ。

 誰とは言わないが、この中の(首脳陣席の)一人、閣僚経験者が僕のところにわざわざ来られて、「青山さん、あなたの言ってることは絶対正しい。私は立場上言えないけど。だから今後も、3年後の見直しもよくやれたけど、今後も頑張って下さい」。
 総理官邸の中枢の人からも、わざわざお話があって、「青山さんの言ってることは絶対正しい。今後もやってよ」。
 「先生、官邸にいるんだから、自分で言ったらどうですか」と言ったら、「俺は立場上言えない」。

 そういう人達の立場も勘案しながら、法案をよりマシにしていくしかないんですよ。
 もうとにかく業界の声を裏切ったら選挙できないと思ってる人が多いのと、現にできない人もいるからですね。

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