法務省は外国人労働者受け入れ拡大反対・日銀は日中通貨スワップ反対…青山繁晴「虎ノ門ニュース」

2018.10.23 Tuesday 00:12
くっくり


 何でこっちから行かなきゃいけないんですか。

 日中通貨スワップってのは前から動き分かってたので、実は、国会議員になって使える技術、そのひとつとして議員会館に、担当官僚に来てもらって、全ての省庁、環境省まで含めた全ての省庁に、幸い僕の発信の理解者はいらっしゃいます、それが僕の情報源で…。

 ノンキャリの人々と仲良くなってないと本当の情報は手に入らない。
 なぜかと言うとキャリア、特に東京大学出身者のキャリア官僚ってのは1年か1年半しか担当できないので、実は表面触るだけなんですよ。
 深いところはノンキャリの人々が、例えば10年間このことをずっとやってますってのは、キャリアで絶対いないですから。
 「ご説明に伺います」と言うけど、こちらは知ってるわけです。
 下手すると彼らより知ってるんですよ。

 日中通貨スワップについて、どこが現れたか。
 普通は財務省だと思うでしょ。
 これは日本銀行です。

(居島:はあ〜……)

 相手も中国人民銀行が出てくるわけで、これ日銀なんですよ。
 で、日銀の方々に来てもらって、こういう顔(無表情)で来られた。
 僕は逆に気持ち分かったんですよ。

 たとえば外国人労働者を増やすこと、これは主な担当官庁は法務省です。
 なぜかというと法律は出入国管理、難民認定法、法務省ですから。
 人手が足りないと言ってる厚生労働省はバックにいるだけなんですよ。
 法務省の本音は、外国人労働者の受け入れ拡大に反対なんですよ。

 僕は2年数ヶ月前に国会議員になった時に、その時から外国人労働者の動きを止めなきゃいけないと思ったから、法務省と議論しようと思って法務省に来てもらったら、なんとキャリアの人が、「私たちは青山さんが国会に来てくれるのをずっと待ってました」って言われて。

 どうしてですかと言ったら、「外国人労働者の問題で、食い止めるのは無理だと思いますが、それでも、よりマシにしましょうと言ってくれるのは、間違いなく青山さんだと思ってたんで待ってました」と言われて。
 つまり法務省は反対なんですねと言ったら、反対ですと。

 これは当然、法務省は出入国管理と同時に、国内の治安も預かってるわけですから。
 警察は警察庁だけれども、警察が捕まえた犯人は検察庁に送られて、身柄付きかあるいは書類か、送検されて、そこで裁判にかけるかどうか決めるから、検察庁が本当の法の番人として動いてるわけでしょ。

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