読売が財務省と談合して消費増税世論工作…青山繁晴「虎ノ門ニュース」

2018.10.16 Tuesday 00:13
くっくり


 で、何があるかって言うと、あす、つまり今日、臨時閣議を開いて、改めて対策を取るように指示すると。
 これ、口、僕はやっぱり開いてしまうんだけど。

 これはまず、裏から言うとですね、これ政治部の記事じゃないんですよ。
 それも、まあ長い記者経験を持つ人だったらたいてい分かると思う、これは財研の記事ですよ。
 財研っていうのはですね、僕は政治記者の前、経済記者だったんでよけい分かるわけですけど、この名前、恥ずかしいと言ってるんですよ。
 財務省記者クラブなんですよ。
 それを財政研究会っていうね、気取った名前になってるわけですよ。

 経済部の記者にとっては、この財研を経験しないと絶対上に行けないってことがあってですね。
 まあはっきり言うと財務省の方針とほとんど一体みたいな、記者クラブの体質なんですよ。
 今のだけでもだいぶ苦情来ると思うんですが(笑)。

 財政研究会の講師は誰かと言うと財務官僚なんですよ?
 自分で考えて、じゃなくて、財務官僚にお教えを請うわけですよ。
 国の借金がこんなにあっていいんですか、子孫にツケを残しちゃいけませんね、国の財政を家計に例えると…、これ全部デタラメだから。
 それを、頭を垂れて聞いて記事にするっていうのが財研の体質で。

 で、これはやっぱり読者にそこまで分かれっていうのは無理で、政治部の書く原稿じゃなくて財研が書いたっていうのはミエミエなんですよ。
 受けって言いまして、一面でバーンと張ると、特ダネ風に張ると、受けは必ず作らなきゃいけないんですよ。
 社会部の特ダネだったら、必ず社会面で受けるわけですよ。
 もうちょっと砕いて、じゃあその結果どうなるとかね。
 それで政治部が書くと、読売の場合は特にそうなんですが、三面で受けるんですが、これ二面で受けてるわけですよ。
 もうバレバレで、あ、これ財研だなと分かるわけですよ。

 だから何を今、言ったかと言うと、記者クラブがどっかってことを言ってんじゃなくて、それを通して僕は皆さんに申し上げてるのは、これは財務省によって作られた記事だっていうことですよ。
 財務省の戦略によって。

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