読売が財務省と談合して消費増税世論工作…青山繁晴「虎ノ門ニュース」
2018.10.16 Tuesday 00:13
くっくり
ところが、メディアリテラシーっていう堅苦しい言葉ありますけどね。
メディアはオールドメディアのことですよね。
で、リテラシーっていうのは活用の仕方って意味ですよね。
僕のように記者経験が長い人間は、やっぱりメディアリテラシーに貢献すべきだと思ってて、最近は自分の専門分野をひとつも言うべきだと、そこまで、あえて言うと突っ込んで考えてるんですけど。
これ、その立場から見るとですね、もうこれだけで胡散臭い記事だとすぐ分かるわけですよね。
というのはですね、ニュースにはいつも尻尾があると申してる通りですね、この共同通信の追っかけ記事で、真ん中あたりに、政府は今年6月、だから4カ月も前にまとめた骨太方針、ざっくりこういう経済運営をしますというのが骨太方針。
それでもう増税、具体的に来年10月ってのはもうとっくに決まってて、とっくにいったん法律も含めて決まってて、来年10月についに消費税を10%にしてしまう、初めて2桁にしてしまうことになってるから、そこの骨太方針に需要変動を平準化するためって、これ最悪の日本語ですが、要するに、消費税が上がって、需要、皆さんが物をお買いになるのが落ち込むことを、少しでも落ち込みを少なくするためにって意味ですよ。
だいたいこんな日本語を書くこと自体が馬鹿たれとしか言いようがないんですが。
だって国民に向けて書くものでしょ。
国民に分からないように書いてどうするんですか、これ。
その上で、税制、予算によって、十分な対策を検討すると明記しましたって書いてありますよ、明記しましたって。
ということは、もう僕の話、分かります通り、総理が新たに決めたりすることはないし、予定通りやるならですよ?
それで、もうこうやって、もう何ヶ月の前から、対策もこうしなさいっていう総理の指示が出てるから骨太方針じゃないですか。
でも読売新聞の記事ですと、まるで新たに総理が決めたかのように装ってるわけですよね。
しかも、あす表明って、これ見出し、また別途打ってるわけですよ。
あす表明って書いてあったらですね、これはもうお決まり事で、必ずあす、つまり本日に、総理が臨時記者会見をして、もう消費増税はどうでも動かせませんと。
いろんなご意見はあるけれどももう動かせないので、むしろ対策を、今までもやってきたけども、もっともっと加速しますと、言うならまだ分かるけど、記事を読んだらですね、記者会見やるとは一言も書いてないわけですよ。
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