金正恩国際社会デビューに中国の圧迫・空自と豪軍初訓練・防衛費グラフのマジックに要注意…青山繁晴「虎ノ門ニュース」

2018.09.04 Tuesday 00:42
くっくり


 そもそも日本外交は特に敗戦後、外交っていうのはとにかく仲良くすることだと、仲良くすればいいんだという間違った考えが、まかり通っているんですよね。

 これは敗戦国の外交をやらざるを得なかった外務省の姿勢もありますし、それからいつも申してる通り、外交っていうのは、話し合って話し合って、うまくいかなかったらもっと話しましょう、ではなくて、話し合って話し合ってうまくいかなかったら、実力の勝負になりますから、そうならないように話し合いで決着つけましょうねというのが、全ての基本になってるわけです。
 これ良い悪いを言ってもしょうがないので、現実に国際社会の外交は、日本以外は全てそうなんですよ。
 でも日本はこれを、まあ自ら憲法によって封じ込めてて、これはアメリカが原案作った憲法なのは事実ですけれども、それは憲法96条にこうやって改正してくださいってあるんですから、それを使わない私たち日本の問題なんですよね。

 従って、その敗戦後73年間、僕らがずっと学校の教育でもオールドメディアでも、簡単に言うと虎ノ門ニュース以外ではほぼ全部、外交っていうのはとにかく仲良くすることなんですよ。
 だからこうやって日中が友好モードになると自由民主党の現職の議員が、この関係改善に必ずしも賛成じゃないって言ってるのは、十分問題発言に当たる。
 でも僕はリアルに言ってるだけであって、この日中の関係の改善っていうのは、たとえば日中の間で一番深刻な問題の一つは、当然尖閣諸島ですが、これちっとも良くなってないわけですよ。
 で、今日あえてそこ(ホワイトボード)には出しませんけれども、尖閣諸島に中国船4日連続ってニュースもあるわけですよね。
 これ、この中に今日、項目多いんで入れませんでしたが。

 従って尖閣諸島について何か今までのような、何て言いますかね、言ってるだけっていう約束は少しあったんですけど、そんなんじゃなくて、実際に中国の武装船が入ったりもしませんとか、あって改善されるんじゃなくて、それ全然ないまま、ただ首脳間が仲良くしようとしてて、しかも日中首脳会談でこの尖閣について、ひょっとしたら何かその、うまく丸め込もうみたいな話が出るかもしれないけれども、実質的に中国は、この尖閣諸島は自国の領土だという全く嘘の、虚偽の間違った主張を、不法な主張を取り下げる気配はゼロなわけですから。

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