安倍総理は消費税10%にしないことを諦めてない?石破氏の言葉から見えたもの…青山繁晴「虎ノ門ニュース」

2018.08.28 Tuesday 00:47
くっくり


 国家はですね、基本的に今の日本国は人口が減ったり先はないというような言い方はされるけども、しかし簡単に滅びる存在とは客観的に言えない。
 そうすると個人の借金と国家の借金は全く話が違ってて、日銀が国債をたくさん買ったりですね、はっきり言うと非常にたくさん買ったからカラクリはあるにしてもですね。

 例えば国債、国債って文字通りの国の借金ですよね。
 国債で基準に考えるのは10年物なんですよね。
 つまり10年先に償還すると。
 で、その時に金利がほとんどつかないのにこの国債がちゃんと売れるわけなんですよね。
 売れてないんだという見方もあるけれども、まあ一応売れてると普通に言えば言えますから。
 ということは、10年先の日本国が破たんしてないっていうのが見通せるからですよね。

 だから国の借金っていうものを、例えば財務省がよくやる、一家の家庭になぞらえたら、家計にどれだけの負担かっていうのが象徴するように、個人や家庭レベルの話と国家の財政は全然違うのに、これいつも同じにして喋るんですよね。
 で、これが財務省の考え方に染まってる証拠であり、それと同時にこの先送りというのが安倍総理にも重大な責任があるというのは、公平に言わなきゃいけないですよね。
 というのは、2度目の延期の時に、僕は民間人でしたが、延期延期と言うと、先につけを回すということに直接つながるわけですから、凍結にすべきですと。

 というのは今ヨーロッパの話を出したのは、ヨーロッパが良い悪いを言ってるんじゃなくて、そもそも欧州の消費者や国民の考え方、社会の成り立ちと、消費税、日本風に言ったら消費税ですけどね、付加価値税と言ったり色々しますけども、そういう税金のあり方っていうのは、わりと合ってるわけですよ。
 お酒一つにしても、お酒によって税率が分かったりするようなことも馴染むわけですよね。

 でも、日本は消費税を導入して、そして少しずつ上げてきたわけですけれども、その上げてきた課程で、日本人には合ってないということがはっきりしてきたので、一旦、その延期延期じゃなくて、凍結にして、そもそも消費税っていうものが役に立ってんのかと。

 これは前も申しましたけど、竹下総理と朝5時まで週に1〜2度、総理番のいわば隠れた特権としてお酒を飲んでた時に、消費税を竹下内閣が初めて導入したわけですけども、やがて所得税をゼロにするためだと。

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