「9条世界化」目指した朝日の捏造・隠蔽(1999年)

2018.08.10 Friday 00:22
くっくり


 一方で、木佐さんのスクープを間違いだと指摘する人は、誰一人いなかったそうです。

 それから約10年後の2010年。
 この件は意外な方向に展開します。

 「アメリカ9条の会」の創設者チャールズ・M・オーバビー氏が、ある日本人(仲介者)を介して、木佐さんにメッセージを送ってきたのです。

 ……って、アメリカにも「9条の会」があるんですね。
 私、知らなかったので、調べてみました。

 すると、もともと「9条の会」はオーバビー氏がアメリカで創設したもので、彼に触発され、日本でも全国にできていったんだとか。
 なので、オーバビー氏は、日本の「9条の会」関係者にとってはカリスマ的存在だそうです。

 話を戻して\(^^\)
 オーバビー氏が仲介者を介して木佐さんに送ってきた、そのメッセージの内容は……

 オーバビー氏も1999年5月の「ハーグ平和市民会議」に参加していたが、彼は1999年5月16日の朝日新聞記事を、誤報ではなく「虚偽」と断定し、事実上の告発をしていた、というものでした。

 それを聞いた木佐さんは、「やはり朝日新聞は捏造していたのだ」とある種の感慨に浸ったそうです。

 もちろん、この件で朝日が訂正記事を出したことはありません。

 木佐さんはこう述べています。

【これは、わが国の護憲論が国際社会で破綻したことを意味します。
 記者個人ではなく組織として記事をでっち上げ隠蔽したケースは、恐らく前代未聞でしょう】

 この捏造、隠蔽を知った木佐さんは、怒りにも似た感情がこみ上げ、同時に、新聞社が組織的に記事を捏造する背景には、「心の病」があるのではないかとも思ったそうです。

 実は、ここからがこのWiLLの記事の要の部分です。

 元ベルリン特派員という肩書きからも分かるように、木佐さんは、日本と同じ敗戦国であるドイツとわが国を比較しつつ、論考を進めています。

 興味を持たれた方は、月刊WILL8月号(2018/6/26発売ですがAmazonに在庫あり)、もしくは、木佐さんの近著【「反日」という病 GHQ・メディアによる日本人洗脳(マインド・コントロール)を解く】(2018/5/24発刊)をぜひ手に取ってみて下さい。






 実は、今回紹介した1999年5月15日朝日新聞の捏造に関しては、ネット上に、無料で読める詳細記事があります。

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