今年の広島・長崎原爆の日は米朝首脳会談の失敗を考える日…青山繁晴「虎ノ門ニュース」

2018.08.06 Monday 19:26
くっくり


 この報告書というのはそういう意味なんですよね。

 正直、この国連の専門家、僕の知り合いも含めてですね、この先どうなるかは誰も分かんなくなっちゃったんですよね。
 その米朝戦争あるなしも、米軍ずっとものすごい費用かけて、準備、態勢続けてるわけなんですけれども、トランプ大統領自体がもう判断できない状況になってると思いますよね。

 ただはっきりしてるのは、いつもシンガポールのおかげではっきりしたことがあって、アメリカはほっとけばアメリカに届く核さえやめれば、北を核保有国と認めかねないっていうのは、日米同盟これだけ強固であっても、トランプさんはむしろわかりやすいので、日本に対する核が心配だったら自分でやれ、拉致被害者取り返すんだったら自分でやれ、援助はするけれども主役はあなたでしょうと。
 まあ当たり前のこと言ってるわけですよ。

 それがよく分かったから、こう裏返しにすると、北朝鮮がアメリカに向けた核もあきらめないとなったら、これもう首脳会談ってカードを切っちゃったんで、それから戦争以外の圧力はもう十分かけてきたんで。
 しかも圧力が効かないと。本当は。
 さっきの瀬取り、あるいはチャイナの裏支援があって。
 となったら消去法で選択肢が、攻撃しかなくなっちゃうと。

 僕が情報というものに携わるようになって、四半世紀ぐらいになるが、20年以上ずっと信頼関係を保ってきた人もいる。
 その中でも最も強力な人物が、一度も、アメリカが北朝鮮を攻撃する可能性があると言ったことがない。
 逆で、攻撃しませんと。
 ちなみに、この人は拉致被害者が帰る可能性もほとんどないと。
 つまりアメリカの軍事力で金一族の独裁が倒れる可能性ないと。
 日本は憲法もほとんど変えられないと。
 すごくクールな人で証拠を全部僕につきつけて、会う度に僕は悲しい気持ちにもなるんですが(笑)。
 残念ながら彼の予言は全部当たってるわけです。
 ほら見たことかと彼は言ったわけです。
 その人物が、ついこないだ、戦争じゃないかと言ったわけです。

 ただしここから2つに分かれるんですが、彼は、去年10月末にアメリカ軍が計画したのは全面戦争だったと。

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