今年の広島・長崎原爆の日は米朝首脳会談の失敗を考える日…青山繁晴「虎ノ門ニュース」

2018.08.06 Monday 19:26
くっくり


 そこに戻るためにも北朝鮮とあえて会談をして、アメリカに届く核だけはあきらめさせようとしたが、あれからもう2ヶ月近く経って北朝鮮は非核化って一切やってなくて、なんとアメリカを舐めきっててですね。

 要するに戦争をしないアメリカは何者でもないっていうの北朝鮮が一番知ってるから。
 アメリカに届く新しいICBMの製造まで始めた。
 これは非常に際どい話で、北朝鮮の傲慢な態度が米軍の攻撃準備を再強化させてる。
 9月半ば、日本だと自由民主党総裁選挙をやるぐらいの頃から、秋の終わりにかけて、非常に米軍の動きが際どい動きになりかねないという状況。

 その上でこれをもっと大きな全体の世界の流れで言うと、北朝鮮は最貧国で国民にご飯食べさせることもできない。
 もう破綻国家、国民が逃げ出してる。
 そんな国が、オンボロな核兵器を少し持っただけで、アメリカが相手にしてくれた。

 核開発やってきた国はたくさんあって、スイスはほぼ最終段階までやった国で技術あるし、スウェーデンもそう。
 南アフリカではすでに持っていた、黒人政権に渡したくないから一旦解体しただけで、いつでも作れる。
 ブラジルとアルゼンチンも核開発を長年やってきた。
 アジアでは、韓国、台湾、ミャンマーが核開発を実際やってきた。
 核を持つとアメリカが怒って攻撃してくると思いきや、甘やかしてくれると分かったので、これは中長期に渡って、核拡散の時代を迎えるんです。
 そうならないためには、あえて踏み込んで申しますが、日本の拉致被害者奪還のためにも、やっぱり金一族の不当な独裁を終わらせなきゃいけないです。

 亡命でも全然構いません、そういう平和的解決でも構いませんから、北朝鮮の普通の国民を飢えや病から救い、核開発の愚かな道からアジアと世界を救い、そのためには金一族の独裁をソフトランディングでに終わらせるということが、どうしても必要。
 だから6.12は、一族の独裁をこのまま認めるということで会談したわけですが、それが失敗だったってことはこの2カ月近くの歩みで世界が学んだことでもあるんで。
 今日の広島原爆の日、8月9日の長崎原爆の日は、そういう現実に核の問題どうするかっていうのを考えなきゃいけない日になった、今年はそういう日だと思うんですよね。

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