拉致問題で安倍政権危機。核問題で日本危機。根幹先送りと米国任せのツケが回ってきた…青山繁晴「虎ノ門ニュース」

2018.07.17 Tuesday 01:16
くっくり


 日本が核武装せざるを得ない場合は、小型戦術核。
 コストが安くて作りやすい、何よりもショッキングなのは、使いやすい。

 核兵器を作る直前まで行った国、スイス。
 平和なイメージだが、国民皆兵。
 核兵器の開発もずっとやってきて、潜在能力持ってる。
 スウェーデンも核武装の準備をした。
 アジアでは台湾、韓国、ミャンマー。
 南米ではブラジル、アルゼンチン。
 世界で核の潜在能力持ってる国はいっぱい。

 フィリピンやトルコなど政権が強くなってるところは誘惑に駆られる。
 なぜなら最貧国の北朝鮮が核を持っただけでアメリカと対話の場ができた。
 引き出すものが多いとなれば、間違いなく核は拡散していく。
 だから北朝鮮との交渉が「核軍縮」になったら、小さい核をみんな持てばいいと。

 僕は日本の核武装に反対してきたが、日本だけそれ知らないというわけにはいかない。
 憲法9条を変えられない国が、いきなり核武装を考えなきゃいけないっていう、今までさぼってたツケがどっと来てる。


(10)制裁関税「経済に悪影響」 FRB議長

(ざっくりまとめ)

 米中でチキンレースでやってて、最終的にはWTOの破壊状態。
 普通こういうこと起きたら、やられたチャイナはWTOに提訴して、WTOに判断してもらって、アメリカそういうことやめなさいとなるのが普通。
 ところがチャイナは、WTOにせっかく参加させてもらったのに、提訴する気配もない。
 今のところ提訴なんかしないで、直接アメリカの製品に関税かける。
 だからWTOなんかもう機能してない。

 国連がなくなりましたとか壊れましたとか、分かりやすく言ってくれるならまだいいけども、分からないまま壊れてるわけです。
 第二次世界大戦後の仕組みが、外見は分からないけど中身は腐って壊れてる。
 WTOはなんで生まれたかというと、そもそも第2次世界大戦の発端は、本当は1929年の世界恐慌。
 お互い自分のとこだけでやるんだとなったから、やがて実力戦争になった。

 米朝の戦争のリスクを今日は話したが、米中も分からないですよ。
 全面戦争ではないかもしれないけれども、武力衝突はあり得る。
 あっという間に拡大してどんな犠牲が出るか分からない、ギリギリの状況。

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