ハンガリー出身女性が見た日本…川口ユディさん「正論」18年3月号

2018.07.14 Saturday 00:47
くっくり



 小野田さんは、すごい方です。
 すごく親切にしてくださってよく一緒に靖国神社に行ったり、いろんなところに連れて行ってくださいました。
 戦争が終わってからも自分の任務は終わっていない、とジャングルに潜んで暮らしておられたでしょう。

 帰国された時も背筋がピンと伸びていて、表情も毅然とされている。
 すてきな方でした。
 でも彼のことを日本人はあまりに知らなさすぎる。
 英語で彼について記事を書くと、たくさんの外国人から反応があって、それも小野田さんをすてきです、すてきですと言ってくださる。
 そういうところは外国人のほうが分かっていますよね。

 日本人はそういうことへの理解がおかしいです。
 もちろん戦争なんて誰も好きじゃないし、良くないと思っています。
 でも戦争でこの国のために頑張ってくださった方に対して、ありがたいと思う気持ちはないと駄目です。
 自分の国を愛していないことにも通じる話ですが、世界中、自分の国を愛しているのが自然だし、当たり前のことなんです。
 それはメディアや学校教育によるところが大きいと思いますね。

 ____________________________書き起こしここまで


 私たちは意外と日本の良さに気づいていないのかもしれません。
 来日された外国の方の何気ない一言で気づかせてもらうことが本当に多いです。

 今回のユディさんの「どこを歩いていても、小さな神社がある」という一言もそう。
 当たり前すぎて、私は今まで全く気にも留めませんでした。

 「暮らしや経済が発展したら祭りはなくなる。これが普通。でも日本人は祭りを本当に大切に守っているでしょう」というのも、言われてみれば確かに。
 何年かに一度は死傷者が出るような、今の価値観に照らしてどうなのかという激しい祭りが、今も全国に多く残っていたりしますよね。
 大阪で言えば、岸和田のだんじりとか。


 それにしても、海外で日本を悪く言う日本人って何なんでしょうね。
 謙遜とも違う感じだし。
 やはり戦後ずっと「日本は悪い国」と教わってきたからでしょうか。

 例えば小野田寛郎さんについて。
 これは小野田さんが亡くなった時、拙ブログ2014/1/20付で書かせてもらったことなんですが…

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