西日本豪雨災害・松本死刑囚ら死刑執行・拉致被害者救出水面下交渉…青山繁晴「虎ノ門ニュース」

2018.07.10 Tuesday 01:27
くっくり


 じゃあ北朝鮮が手にしてるものっていうのはアメリカ軍が攻撃してこないっていうだけのことであって、それも、ある意味さすがに北朝鮮なのは、それでも全部安心してるわけじゃなくて、例えば中国の担保をとったりしてるってことは不安があるわけですよね。
 で、日本と国交正常化できると、ますますアメリカは絶対攻撃してこなくなるというのも、よーく見てるんで。
 経済だけとか安全保障だけって考えないっていう意味では、正直敗戦後の日本よりはずっとマシなんですよ。
 全部統合して、統合って言葉入ってるでしょ、インテグレーションっていうね、結構そういう考え方するんですよ。

 で、従って今回の水面下交渉を見てると、北朝鮮は表では解決済みだとか、激しい非難してるけど、それはいつも北朝鮮のパターンで、そういう時は裏ではすごく交渉してるんですよね。
 で、その中で、共同通信が一個だけゲットしたわけですよ、情報をね。

 まず日本の制裁、これ独自の制裁もですね、それから国連決議に従ってるやつも、日本から提案して、まず制裁をこれ緩和ってなってるけど、制裁やめてくれと。
 で、制裁やめたら、そこから本当の交渉に入るって言い方をしてるんですよ。
 ということは、北朝鮮が例によって引き延ばしながらの小出し戦術で、アメリカに対してのと同じでね。
 トランプさんがしきりに遺骨はもう帰ってきたと、まだ帰ってないんだけど、棺桶もまだ受け取ってないんだけど、でももう帰ってきたって言ったりするのは、北朝鮮の小出し戦術に残念ながらそこは、ある程度は乗っけられてるわけですけど、日本も載っけようとしてるわけですよね。

 だから北朝鮮の手つきはもうさっき言った、ずる賢いっていうのは、ずる賢いあるいはしたたかって言ってもいいし、それからやっぱりクレバー、賢いと言ってもいいんですけども、そういうのでありながら結構やっぱり手つきが見えるっていうか、同じ事ばっかりやるから。
 だから今、予測不能の時代に入ったって言われますが、違うんですよ、トランプ大統領は全く予想可能で、北朝鮮の手つきも全く予測可能なんです。
 これ比較するのは良くないけど、河川の氾濫と似てるんですよ。
 実に予測可能なんですよ。

 だから北朝鮮は、まず制裁をやめさせて、そこで交渉に入って、交渉に入ってから制裁やめてくれるっていうのと何が違うかというと、制裁をやめることが本当の交渉入りの、表にも出てくる交渉の入り口の条件だったら、中に入ったら、後は支援になるじゃないですか。

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