中国は対馬防衛線をぼかすために尖閣にさらに出てくる…青山繁晴「虎ノ門ニュース」

2018.07.03 Tuesday 00:03
くっくり


 一番目はですね、日本とアメリカ、特に日本がいないと意味なさないし、それから中国は入らないでいるっていう、まあ重要なポイントがあったわけです。
 この時にアメリカがどんどん仕組みを作ってしまって、日本がそれに追随するのはおかしいってのが一つ。

 それから実際にTPPと似たような仕組みを作って、例えば酪農農家が滅んで行った国がありますから、そういうことを考えるとTPPには反対とはっきり申し上げてた。

 が、それが一旦オバマ時代に成立したのに、トランプさんがとにかく国際社会の枠組みから全部出ようとしてるから、これから脱けて、その後の、安倍内閣ですけど、よく踏みとどまったと思う。
 1945年の敗戦以降、経済と安全保障っていう一番大事な、国の中軸のことについて、アメリカに真っ向逆らい、出て行くなら出て行け、日本が主導権とってやるということやったの、初めてですよ。

 ただし例えば酪農農家が滅びる恐れるとかはそのまま残ってて、アメリカが脱けて少し和らいだけれども、オーストラリアやカナダの存在考えてもそこは残ってるんで、これでベストとは言えない。
 さっきの働き方関連法案と同じで、これで何もかも押し進めるのは間違いですけれども、アメリカが脱けたことに、日本がぐんにゃり、最初そうだった、国会答弁も、安倍総理はアメリカ脱けたら意味ないと言ってたんだけど、そうやって油断させつつ、日本は実際はぐいっと主導権とって、茂木さんていう交渉の天才的な人もいたおかげで、それが成立して、この経緯のおかげで対中国の意味がものすごく大きくなった。

 もともとあるんですけど、もともと僕はTPPに反対しつつも、中国に対する戦略的意味あるんだけども、あえて目をつぶって言ってたわけですよ。
 でもそれがアメリカが脱けたあと日本の頑張りによって、中国が非常に焦燥感にとらえられるような状況が今起きてるので、僕はこの関連法も断固賛成です。

 僕のブログにたったお一人だけだけど、TPPに反対してたのに、いま反対しないのはけしからんと。
 こんな言い方良くないけど、相当感情的な、お一人だけなんですけどいただくんですが、いただくことは感情的であっても僕の発信に関心あるんだから感謝しますが、しかし僕はこのTPP11は、敗戦後73年の歴史で初めて達成した、アメリカ抜きの仕組みであって、トランプさんが時々思い出したようにTPP帰ろうかなと言ったりするのは、トランプさんのメインテーマは安倍さんと共通したところがあって、対中国。

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