アメリカにお願いする時代は6月12日で終わった…青山繁晴「虎ノ門ニュース」(付:大阪北部地震)

2018.06.19 Tuesday 00:56
くっくり


 ということは米軍の中の分析が分かれてるって事も喋ったに等しいし、大統領閣下御本人も実は迷った末にリスクのある方をとってるっていう事を、これもう包み隠さず言ってしまったのと同じなので、当然それでも戦争に踏み切る可能性っていうのは小さいってのは北朝鮮にもう見抜かれてるわけですよ。
 ということは強制力を持って調べることはすでにできないんですよ。
 ということは北朝鮮に協力してもらうわけですよね。
 それでリストを作ったとして、それいったい何の意味があるんですか。

 山のように疑問が出てくる。
 さすがに記事ではですね、「完全非核化の実現は、北朝鮮が全ての核兵器や関連施設をアメリカ側に開示するかどうかにかかっている」と書いてあるんですが、開示するわけないでしょう?
 もうすでにアメリカは十分妥協してくれてるのに、何で開示する必要があるんですかということになりますよね。
 ということはやっぱり今回はこの記事が間違ってんじゃなくて、北朝鮮の核は、今日冒頭申しました通り、なくならないってことを言ってるわけですよ、実は。

 だから騙されるなってのはこのことであって、従って、僕は日本の核武装に長年反対していますが、少なくとも国会で審議すべきです。
 被爆国として、むしろ原爆の恐ろしさを知ってるだけに、北朝鮮にやすやすと使わせないために、日本は少なくとも核兵器を持つ権利はある。
 これ僕は反対はしてきたけど、権利があるって事もずっと言ってきました。
 それから実は論議すべきってのも、亡くなった中川昭一さんと同じように言ってきたわけですけれども、中川さんはいわば国会議員として、当時の僕は民間人として言ってきたんですが、それを開始するべきだと思いますね。

 これはですね、暗い話じゃないんですよ。
 これは要するにアメリカにお願いしてた時代は、音を立てて終わったってことなんですよ。
 終わろうとしてるんじゃなくて、もう終わったんです。
 6月12日をもって終わったんです。
 だから9条改憲も、ワーワー分裂して大騒ぎ、野党が今、モリカケも含めて一生懸命妨害してるけど、そんな時代はとっくに終わりましたっていうことなんですよ。

 だから北朝鮮の無法な行動を止めるのは、アメリカじゃなくて、もちろん中国はもともと違ってて、ロシアもその気はなくて、国力と実力と、がある国で止められるのは、何と日本しかない。

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