アメリカにお願いする時代は6月12日で終わった…青山繁晴「虎ノ門ニュース」(付:大阪北部地震)

2018.06.19 Tuesday 00:56
くっくり


 で、今の息子さんの時代になって、もう表に出して売りますと。
 ま、簡単に言えば3段階で、それ以上でもそれ以下でもないんですよ。

 それでお父さんの時代、特に、朝鮮半島の完全非核化ってのを、ま、しつこいぐらい言ってたんですよ。
 事あるごとに言ってたと言ってもいいですよね。
 というのは、朝鮮半島のって言うことによって、要するにアメリカ軍は出て行けと、韓国からですね。
 アメリカ軍はすでに韓国にも日本にも核兵器の配備はやめているんですけれども、潜在的には核能力ありますよね。
 で、それはまあ例えばグアムからいつでも戦略爆撃機は飛んできて、それは核兵器を撃ち込むことができるとか、あるいは潜水艦からもイージス艦からも可能だろうと見られると。
 で、そういうものを潜在能力として持ってる米軍は全部出て行け、プラス、二度と近づくなと。

 で、出ていくっていうのはひょっとしたら、朝鮮戦争が終わりましたってことにしたら、全部かどうかは別にして、撤退の一部が始まる可能性はトランプがの時代にあり得ますよね。
 でも近づくなっていうのは、あり得ないわけですよ。
 これはアメリカは良くも悪くも社会の警察官を自認していて、それがドルの価値を支えてるわけですから。
 世界どこでも米軍が出ていけると、南極だろうが北極だろうが、場合によっては中国のど真ん中だろうが、米軍はいつでもどこでも出ていけるというのがドルを支えてるんで。

 これ支えがなくなったら、ドルは実はアメリカ経済はものづくりが非常にしんどいとか色々あって、今トランプさんが減税でうわっと、まあ事実上バブルに近くなってるから利上げしてるわけですけど、全部軍事力が根幹なんですよ。
 だから朝鮮半島に二度と近づくなってことは絶対ないわけ。
 絶対ないことをあえて朝鮮半島の完全非核化って言い方をして、それはもしできるんだったら、北朝鮮も核を捨てることを考えても良いかな、ぐらいの話なんですよ。
 ってことは、裏返して言うと、北朝鮮は核を捨てないということを言ってきたわけです。

 それでCVID、朝鮮半島じゃなくて北朝鮮の核を、完全で、検証可能で、不可逆的ってつまりもう元に戻らない、核廃棄、その英語の頭文字をとってCVIDを入れる入れるとアメリカは言ってきて、日本もそうだそうだと、安倍総理、自由民主党も言ってきて、蓋開けたらそれは全然なくて、あったのは朝鮮半島の完全非核化っていう。北朝鮮寄りの言葉だけだったわけですよね。

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