アメリカにお願いする時代は6月12日で終わった…青山繁晴「虎ノ門ニュース」(付:大阪北部地震)
2018.06.19 Tuesday 00:56
くっくり
でも拉致被害者の奪還っていう重要事に鑑みて、あえてもう少し付け加えるとですね。
まずニュースの真ん中へんにある、だから今日は全体に共同通信の記事の書きぶりが問題っていうよりは、私たちがいかに冷静に客観的に米朝の結果を捉えるかっていうことなんですが。
米朝首脳会談つまりトランプさんに対して金正恩委員長は、拉致は解決済みだってこと言わなかったと。
これを評価したいっていう人も多いし、僕も心情的にはそう思いたいけど、これ当たり前なんですよね。
なんでかと言うとですね、いつもニュースには尻尾があると申してますが、トランプさん今まで拉致事件について、ご家族と会った時に本当に気持ち分かってくれたと、いうのは本当ですよね。
但しですね、この米朝首脳会談、本来アメリカのことをやろうとしてたわけだから。
しかもさっき言った通り、焦点絞り込んでるわけですから、トランプさんの物言いはだんだんはっきりしてきてですね。
これはシンゾーの個人的に大事なことなんだとか、あるいは気持ちの上で大事なんだとか、そういうことをしきりにこう何度も何度もおっしゃってるわけです。
つまりこれは、アメリカの国益にとって大事ってわけじゃないって言ってるに等しいんですよ。
日本の総理と友達だから、これは持ち出すんだとね。
で、今回の首脳会談の目的を、北朝鮮側から見たら、これもわかりやすい話っていうか、こういうのってほとんど世間話と同じなんですよ。
なんか高級な話みたいに、学者・評論家がおっしゃること自体が奇妙な話で、世間話と同じなんですよ。
今回の金正恩委員長の最大の目的は、トランプさんのご機嫌取ること。
それはね、北朝鮮はやっぱりさすがによく知ってて、アメリカ合衆国はトランプさんの気分次第で本当に米軍が全部やってくるし、あるいは米軍は全部引っ込むし、議会とか官僚組織とか色々あるけども、そこは例えば日本の内閣総理大臣はあくまで調整するだけで、閣議も、決めるとき閣議決定ってのは総理が言ったら決まるんじゃなくて、閣僚の一人でも反対したら、全員一致でないと決められないんで、一人でも反対したら防衛出動すら閣議決定できないんですよ。
それアメリカと全然違うと。
ま、日本の方が逆にやや異常なんですけれども。
だから忖度するしないとか妙な話が出てくるわけですよね。
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