あれってその後どうなったの?…Tweetまとめ18.05.16〜05.31

2018.06.08 Friday 01:00
くっくり


 中央日報が、監督の発言を自分たちの主張に沿う形で、都合良くまとめたということでしょうか。
 確かにあちらのメディアはそういうことをよくやりますが。

 なお、この件と同時並行する形で、安倍総理の「祝意」をめぐる議論も起きていました。
 フランスの日刊紙フィガロが、安倍総理が是枝監督に「祝意」を示していないことを指摘し、その理由として「是枝監督が映画作品やインタビューの中で日本の政治を告発してやまない」ことを挙げ、「『万引き家族』は、長編作品として保守的政府への強烈な揶揄をした批評として受賞した。そして、是枝監督はこの国の過去の政治文化に対して強烈な批判をしてきた」と解説したことがきっかけらしいです(ハーバー・ビジネス・オンライン 5月31日)。

 これを立憲民主党の神本美恵子議員が国会で取り上げ、「フランスの新聞社は、安倍総理が是枝監督に祝意を示していないと指摘している。政府は是枝監督を祝福しないのか」と質問し、林芳正文科大臣が、是枝監督を文部科学省に招いて祝福したいという意向を示すという事態にまで発展しました(NHK 2018年6月7日 13時15分)。

 この件について、是枝監督はやはり自身のブログ6月7日付でこう述べています。

 ……他に多くの重要な案件がありながら、このような私事で限られた審議や新聞の紙面やテレビのニュースの時間を割いて頂くのも心苦しく、もう一言だけ(笑)僕なりの考えを書いておくことにしました。
 実は受賞直後からいくつかの団体や自治体から今回の受賞を顕彰したいのだが、という問い合わせを頂きました。有り難いのですが現在まで全てお断りさせて頂いております。(中略)
 映画がかつて、「国益」や「国策」と一体化し、大きな不幸を招いた過去の反省に立つならば、大げさなようですがこのような「平時」においても公権力(それが保守でもリベラルでも)とは潔く距離を保つというのが正しい振る舞いなのではないかと考えています。決して波風を立てたいわけではないので「断った」などとはあえて口にしないでおりましたが、なかなかこの話題が収束しないようなので、本日ここに公にすることにいたします。なので、このことを巡る左右両派!のバトルは終わりにして頂きたい。映画そのものについての賛否は是非継続して下さい。『万引き家族』明日公開です。「小さな物語」です。

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