産経新聞的ちょっといい話(5)(読者投稿欄より)

2018.04.14 Saturday 00:17
くっくり




【戦争体験聴き、軍を再認識】
 2017.3.16
 自営業 熊谷達雄(72)岩手県滝沢市

 先日、ある会で75歳の女性の戦争体験を聴いた。
 昭和20年の終戦直後、3歳の彼女が、両親とともに大混乱の中国大陸北部から命からがら引き揚げてきた話だった。

 彼女は恐ろしい体験を昨日のことのように話された。
 その奇跡の生還の裏には、押し寄せるソ連軍の前に、武装解除の命令に背き敢然と立ちはだかった根本博中将率いる日本軍の決死の戦いがあったという。
 彼女は、その方々への感謝の念を切々と述べておられた。

 彼らのおかげで、邦人4万人が無事に脱出できたのだ。
 いざというとき、国民を守るのは軍隊であり、軍事力を失うとどうなるかは、満州の悲劇が証明している。

 戦争反対、安保法制反対をあおる野党も一部メディアも、それに動かされる人たちも、こうした歴史の真実を直視し、どこかの国が喜ぶような運動や報道はやめてほしい。
 危険は目前に迫っているのだから。
 

【教育勅語を肯定的に見ては】
 2017.4.18
 元船員 田窪舜三(83)愛媛県今治市

 大阪の学校法人「森友学園」が運営する幼稚園で園児らに教育勅語を暗唱させていたと批判的に報じられ、教育勅語を教育に用いることの是非が盛んに論じられている。

 私は昭和39年の東京オリンピック開催後に台湾を訪れた。
 そのとき、台湾人の知人から、教育勅語について言われたことを今も覚えている。
 彼は「日本は敗戦後、廃墟の中から立ち上がり、20年足らずでオリンピックを開催できるまで発展した。その原動力の一つは戦前の教育だろう。教育勅語を廃止したのは大きな間違いだと思う」と言った。
 現地の新聞でも、そう報じられていたという。

 私は教育勅語は短いながら意義のある文章だと思う。
 「皇室の安寧を願うもの」との批判もあるが、皇室が安泰であれば国も安泰ではないのか。

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