【動画付き】青山さん国会質問〜経済産業委員会 なぜメタンプルームを検討対象から外すのか(おまけ:籠池氏野党接見)
2018.03.24 Saturday 00:39
くっくり
しかし一方で、やや国益に反する側面があるのではないかと危惧してます。それはまず、この生産技術を考える前に当然、この表層型メタンハイドレートが、どこにどれくらいあるかっていう調査しなければいけません。これを賦存調査とは呼んでおります。賦存ってのはちょっと難しい言葉ですけれども、この賦存調査、経産省が行ってきたんです、経産省と産総研が連携して行ってきたんですけれども、実はある特定の学説、本当は学説というよりは一人の学者を中心にした見方に依拠して、多額の予算を投じて行ってきました。で、これは偏った調査と言わざるを得なかったんですけれども、学者には一切責任はありません。学者がどのような学説をお持ちになるかは全く自由でありまして、そのひとつに偏った立場で、調査を行われた政府に大きな責任があると、あるんではないかと考えています。
で、この賦存調査のやり直しが必要になるんですけれども、今日は特にこの生産技術について、他の学説も取り入れた検討にしていただきたいという観点から1つめの質問なんですけれども、例えばこの特定の学説あるいは見方というのは、メタンプルームというものが、この世にないということになってるわけです。
で、これ説明すると長くなるんですけども、要はプルームっていうのは柱のことです。ですから日本海の海底から巨大な柱、これも平均でスカイツリーぐらい、650メートルぐらい、一番高いものですと900数十メートル、一番ちっちゃいもので東京タワーぐらいあります。その柱が林立しているわけです。で、このメタンプルームなるものの正体は何かっていうことは、日本だけじゃなくて海外の研究者も長年、長年というかこの数年、長年じゃありません、この数年、取り組んできて、もうはっきりしています。それは表層型メタンハイドレートっていうのは海の底の、海底面に出てしまっているものもありますから、そこから分離して、メタンハイドレートが分離して、海の中を漂っていく。これカスですから、軽いですから、上に向かってまっしぐらに上がっていきます。このメタンハイドレートのそのものの粒々、あるいはこれが分離してできたメタンガスからできてるってことは、いま申しました通り、研究で明らかになっています。
私自身も、一番最近ですと去年の12月に参加した、世界最大の学会、AGU、これニューオリンズで開かれましたけれども、American Geophysical Union、アメリカ地球物理学連合においても、そのような研究結果が多数発表されたところです。従ってですね、このひとつの学説、あるいは見方では、このメタンプルームがないことにして、メタンプルームのある場所は探さなかったわけです。賦存調査で。ちょっと、ちょっと一瞬だけ手元見ていただきますと、海面があって、あ、ごめんなさい、海底があって海面がありますと。ここに柱が立ってますから、当然、ここ掘れワンワンと同じで、その柱の下に、当たり前ですけどメタンハイドレートが賦存してるわけです。その調査を抜きで行われたわけです。
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