【動画付き】青山繁晴さん国会質問〜予算委公聴会(外交・安全保障)

2018.03.14 Wednesday 01:24
くっくり


 で、それはしかし、アメリカも実はよくわかってることで。
 で、その上で米朝首脳会談をやってしまうと、核を捨てない北朝鮮を事実上、認めることになると。
 そこをやっぱり懸念する意見が、ホワイトハウスの中も、国務省も国防総省もありますから。
 そうしますと、意見の対立の後、トランプさん、トランプ大統領のご決断で、中止ではなくて延期ということがありえるのかとも思うんですが。
 北朝鮮は結局は核を捨てないという懸念については、小此木先生、前泊先生、それぞれいかがでしょうか」

小此木政夫
「はい、その指摘は分からないわけでありません。
 私もそんな簡単に捨てると思ってません。
 短期的に捨てさせようとすれば、それは軍事的なオプションしかないような気がいたしますが。
 ただ、長い間北朝鮮を見てきた者として、一言申し上げればですね、北朝鮮の核ミサイルというのはですね、軍事的な意味での抑止力であるだけではありません。
 それは外交力なんです、ある意味で。
 つまり、なぜ我々、北朝鮮を、北朝鮮と交渉しようとするか、アメリカまで交渉しようとするのかと。
 それは彼らの観点から言えば、自分たちが核ミサイルを完成させようとしてるからだと、いう風に彼ら考えてるんですね。
 逆に言うと、これを造っていれば、造っていればアメリカは交渉に応じてくる、という風に考えてきた。
 そういう意味での外交力なんですね。
 ですから、あのー、えー、捨てないためにだけに、それを造ってるわけではなくて、これを使って、外交の手段として使っていく取引の材料であることもまた、事実だろうという風に思うんですね。
 ですから、どこまで取引が成立するかっていうのはおっしゃるとおり、大変難しい問題で。
 ただ、それは5年後であるか10年後であるか、という風に考えるのか。
 あるいはもっとこの二人の間でディールが成立すればですね、短期間で一気にある程度のとこまで行くんじゃないかという風に考えるか。
 これはやってみないとわからないような部分だろうとは思います」

前泊博盛
「はい、ま、北朝鮮に限らずですね、中国も含めて、核を持ってる国に対して、核をどう減らし、そして最終的にそれに頼らない外交、あるいは地域政治をですね、実現するかというのが最後の課題だと思っています。

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