【動画付き】青山繁晴さん国会質問〜資源エネルギー調査会(福島原子力災害・北朝鮮難民・メタハイ)
2018.02.21 Wednesday 18:24
くっくり
しかももう一点これも昨年指摘しましたが、これ実測値じゃなくて、当時コンピュータに元のデータを入れた、つまり元になるデータをいちおう仮に入れた推測値。本当は実測値をもとに手計算しないといけない。スーパーコンピューターに入れるだけだとデータの条件によってどんどんバイアスがかかって、もう際限なくなるぐらい大きくなる。その実測値に基づく計測がされていません。
去年取り上げた実例をもう一度申しますが、政府の公表した値については学者・研究者の中からたくさんの異論が国内だけでも出ております。その中には原子力利用に全く中立的な方からも疑問が提示されていて、その代表的な方、東京大学名誉教授の西村肇先生は私と個人的な付き合いはありません。だから何かバイアスがかかって申し上げるのではなくて、西村先生は官公庁から大気と海洋汚染の状況についてたくさん委託をされてる方で信頼性が置けるし中立。事故直後2011年4月に記者会見なさって、その時に発表なさった数字っていうのは福島原子力災害による放射性物質の漏洩の全量、総量がなんと1000テラベクレル。先ほどの保安院の数字と比べると0.2%程度です。そして原子力安全委員会の発表と比べるとわずか0.16%になってしまって、とても同じ事故の話をしてるとは思えないんですよね。
実は他にも福島の放射線量、現在調べてみても少ないのに驚いたという、推進派じゃなくて中立的な学者からこれが公の場で、国際学会でも語られているのに、なぜ日本政府は7年経ってなお自ら計測あるいは計算しないのか。1年前にお聞きした時に当時の規制委員会からのお答えとしては、新たな知見が得られたら放射性物質の放出量を見直すことができるかどうか検討してまいりたいというお答えいただいた。では1年経って、現状がどうなのかというのをまずお答え願えますか。
【答弁:原子力規制委員会 更田豊志(ふけたとよし)委員長
東京電力福島第一原子力発電所事故のような大きな事故の時の放射性物質の総放出量に関する推定に関して、現状の技術に照らして言えば、最も正確な値であろうと考えられるのは、事故直後の汚染状況から逆算して、その放出量を推定するというやり方であろうと思っています。その値がおおよそ先ほど先生がお挙げになった約50万テラベクレルと。で、今の時点で考えると私ども原子炉規制委員会もおそらくこれが最も正確な値と考えています。
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