小平奈緒選手の「フライング」&五輪の陰で米朝が裏合意に向け秘密交渉中…青山繁晴「虎ノ門ニュース」

2018.02.19 Monday 22:52
くっくり



 ヨーロッパは北朝鮮に無関心。
 五輪には関心あるが。
 それに対して、適切な指摘もしてる。
 平昌五輪は、ほほ笑み外交なんだと。
 目を奪われてはいけないと。
 同時に、核拡散防止条約が骨抜きになるというのは、北朝鮮の核をアメリカが認めるかもしれませんよと。
 アメリカが骨抜きにしようとしてると、アメリカと言わずに、言ってるのと同じ。

 あえて言うと、北朝鮮が持ったら日本も持たざるを得なくなるから、核拡散防止条約はもう終わりですよと。
 核問題についてはもともとヨーロッパは関心がものすごく強い。
 ソ連、ロシアが中距離弾道弾を昔から開発してて、アメリカよりもヨーロッパに中距離弾道弾を撃ち込んでくるというので、実はスウェーデンも昔から核武装の準備をしてたし、現実にフランス、イギリスは核を持ってるし、ドイツはアメリカの核を持ち込ませることもあったし、というふうに敏感。
 北朝鮮が核を持つきっかけになるんだよと、そうなったら日本も考えざるを得ないんだよと。

 「北朝鮮が核を持つのは、朝鮮半島から米軍を排除し」というのは、長い話をひとつにまとめて言ってる。
 本当は核の傘がなくなると言ってる。
 裏合意がこのまま進んだら、アメリカに届く核は持たせないが、日本に届く核は持たせる。
 だからもし北朝鮮が日本を侵略した場合、日本に撃っても、アメリカには撃ち込まない。
 撃ち込めない、持ってないから。
 なのにアメリカから北朝鮮を核攻撃するのかと。
 しないと考えるのが普通。

 だから核の傘っていうのは、米朝の裏合意が進んでいくとなくなってしまうぞと。
 僕の言い方だと、「世界の終わりの始まり」。
 外務大臣は外務官僚ともすり合わせて、非常に微妙な言い方ながら、その世界の終わりの姿を言ってみせている。
 こんなこと、いままでない。


(7)河野氏がモンゴル外相と来週会談 北朝鮮情報収集

(ざっくりまとめ)

 日本は日常的にモンゴルから北朝鮮の情報を収集してるが、これはいままでと意味が違う。

 北朝鮮は孤立してない。
 モンゴルだけじゃなく、数多くの国と国交がある。
 その中でもモンゴルは、中国とロシアの狭間にあって、北朝鮮としては両方とも非常にほしい情報を抱え込む国なので、特に関係が深い。

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