韓国が何しようが知らない!平昌五輪でむしろ高まる米朝緊張&憲法改正推進本部での発言内容…青山繁晴「虎ノ門ニュース」

2018.02.13 Tuesday 00:18
くっくり


 ということは、北朝鮮はここまで引っぱったつもりが、ここまで文在寅大統領の思惑をアメリカが許してしまうと、アメリカに届く核が完成しかねないから、これはむしろ逆効果だということですよね。

 つまり、もうそんなものを待ってられない。
 文在寅大統領が8・15に行くって約束しようが何しようが、韓国が何しようが、知らないと。
 これは合衆国の自衛権の発動だから、米韓合同軍事演習が仮に縮小しようが、あるいはできなくても、米韓合同作戦にならなくても、米軍単独でもやるぞという、アメリカは今、ぐっと台頭してきた、トランプ大統領に決断を迫る、そういう雰囲気を、むしろ北が、助長してるんですよ。

 このまま行くと、ここ(8月15日)になってしまうと。
 そしたらもう、3月下旬から4月にかけて、判断を下して、そしてもう一度最終の準備を整えて、むしろここ(7月〜8月)が戦争の時期だと、いうことがあり得ます。

 選択肢はもともとはいちおう3つあった。

(1)外交的努力(圧力)で北朝鮮に核・ミサイルを放棄させる
(2)軍事的なオプションで北朝鮮の核・ミサイルを潰す
(3)米朝裏合意で北朝鮮の核・ミサイルを一定程度認める

 (1)はなくなった。
 北は核・ミサイルを捨てないことがはっきりしたので。
 日本にとっては望ましい解決はもうない。

 (2)の戦争というオプション。
 日本が核武装せざるを得ない、そして日米関係を損ねる(3)。
 の、どちらか。

 世界は今、(2)に向かってるように見えるかもしれないけど、本当は(3)に向く気配がしてる。
 まずアメリカが新しい核戦略を発表してるんですが、その中で特徴的なのは、小さくて短くて、爆発力も小さい物を持ちましょうってことを急に言い始めた。
 するとアメリカこれ言い始めたばかりなのに、中国人民解放軍がこの小さい核を持とうという話が、実は軍の機関紙などにもう出てきてるんですよね。

 どういうことかというと、大きい核ミサイルは実際使えないんですよ。
 これを撃つと向こうからも来ますから(報復)、ロシア、中国からも。
 したがって大きな核は持ってるだけで使うことはない、でも小さい核だとどんどん使おうとなる。

 もし日本が(3)の事態に直面して、やがて核武装したら、必ず小さい物。

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