慰安婦問題年表(2)2016- <追記あり>

2018.01.26 Friday 00:13
くっくり


8月13日
正義連の前理事長で与党「共に民主党」所属の国会議員の尹美香氏が、正義連の不正会計疑惑などについてソウル西部地検の取り調べを受けた。取り調べは13日午後から14日未明まで約14時間半に及んだ。尹氏の出頭は検察が5月に正義連の不正会計疑惑の捜査に着手して以降初めて。

8月14日
韓国の国定記念日「日本軍慰安婦被害者をたたえる日」の3回目の式典が行われた。正義連や「ナヌムの家」による寄付金の不正流用疑惑などが続出する中での開催となったが、文在寅大統領は疑惑には直接言及せず、「問題解決のための運動の過程と結果、検証の全過程に開放性と透明性を持たせ、多様な市民が共に参与できることを望む」と述べるにとどまった。

9月14日
ソウル西部地検が、正義連の前理事長で与党「共に民主党」所属の国会議員の尹美香氏を、業務上横領や詐欺など6つの容疑で在宅起訴した(2021年4月現在で8つの容疑で起訴されている。補助金管理法違反、地方財政法違反、詐欺、寄付金品法違反、業務上横領、準詐欺、業務上背任、公衆衛生管理法違反)。また、正義連の理事も在宅起訴。翌15日、「共に民主党」は尹氏の党職を停止すると明らかにした。

10月8日
同年9月、ドイツの首都ベルリン中心部のミッテ区の公有地に韓国系市民団体が中心となって慰安婦像を設置した問題で、像が置かれた地区当局が、同団体に1年に限って出していた設置許可を取り消し、10月14日までに撤去するよう求めたと発表した。茂木敏充外相は最近、ドイツのマース外相との電話会談で像の撤去を要請していた。問題となっている像は現地の韓国系市民団体が中心となって設置し、正義連が製作費などを支援した。ドイツ国内に設置された慰安婦像は3体目で、今回初めて公共の場に設置された。

10月13日
ベルリン市ミッテ区は13日、区内の公有地に設置され、いったん撤去を求めた慰安婦像について、設置を「当面認める」と発表した。韓国系市民団体が撤去決定の効力停止をベルリンの裁判所に申請したことを受け、14日までとしていた撤去期限を前に、新たに判断した。今後、日韓双方が折り合える妥協案を探りたいとしている。これに先立ち、シュレーダー前ドイツ首相夫妻(妻が韓国系)が撤去指示に協議し、ドイツ当局に決定を撤回するよう要請する手紙を送っていたことも判明している。

10月19日
台北市にある台湾唯一の慰安婦記念館「アマ(おばあちゃん)の家」が11月10日に閉館することが、この日までに判明。運営団体関係者が明らかにした。台湾社会での慰安婦問題への関心低下や新型コロナウイルス流行の影響などで来館者が激減し、運営難に陥ったのが理由。慰安婦記念館は中国国民党の馬英九前政権時代(2008年〜16年)に立案・準備され、16年末に開館。同年3月の除幕式には当時の馬総統も出席した。台北市を拠点とする人権団体「婦女救援基金会」が運営し、台湾で確認された日本統治時代の元慰安婦約60人の人生を紹介し、元慰安婦らが作った手芸品なども展示。日本政府に謝罪と賠償を求めるイベントも主催してきた。国民党は日本に厳しい姿勢をとることで知られるが、冷ややかな反応を示す台湾の市民は少なくない。なぜなら国民党は一党独裁時代、金門島などの離島に駐屯する兵士らのために「軍中楽園」と称する娼館を設置し、李登輝時代の1990年に廃止されるまで約40年も営業し続けた。その問題を無視し、「日本統治時代の慰安婦だけを問題視することはおかしい」(民進党関係者)との声が上がっている。

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