慰安婦問題年表(2)2016- <追記あり>

2018.01.26 Friday 00:13
くっくり


これを受け、伊原純一・駐ジュネーブ国際機関政府代表部大使は同日、記者会見し、「容認できない」と述べ、演説後、ジュネーブの韓国政府代表部に抗議したと明かした。伊原大使は、慰安婦問題は日韓合意で「最終的かつ不可逆的」解決を確認したと強調。「(康外相は同理事会の演説で)この問題を持ち出すべきではなかった」と述べた。
27日、堀井学外務政務官が同理事会で韓国に対する反論演説をした。日韓合意は国連などの国際社会で互いに非難・批判することを控えることを決めたとし、「合意は国と国との約束であり、責任を持って実施されなければならない」と強調した。また22日の国連女子差別撤廃委員会で韓国代表団が「性奴隷」との言葉を使用したことに対しては、「この言葉は事実に反するので使用すべきではないし、日韓合意の際に韓国側とも確認していた」と訴えた。さらに「慰安婦が強制連行されたという見方は、故吉田清治氏が虚偽の事実を捏造して発表し、日本の大手新聞社の一つにより事実であるかのように大きく報道されたことによる」とも指摘した。

3月1日
文在寅大統領が「3・1独立運動」の記念式典で演説。慰安婦問題について「加害者である日本政府が『終わった』と言ってはならない。戦時の反人類的な人権犯罪行為は終わったという言葉で覆い隠せない」と述べた。一方で、文大統領は慰安婦問題の解決に向けて「日本には特別な対応を要求しない」とも言明した。
菅義偉官房長官は同日の会見で、「日韓合意に反する。全く受け入れられず、極めて遺憾だ」と批判。外交ルートを通じて韓国側に「絶対に受け入れられない」と強く抗議した経緯も明らかにした。また日韓合意に関し「慰安婦問題の最終的かつ不可逆的な解決を確認した」と改めて強調。その上で「わが国は合意に基づいて、やるべきことはすべてやった。あとは韓国が約束をしっかり履行することを強く求めていきたい」と述べた。

3月1日
日本政府が、平昌五輪・パラリンピックの競技会場近くの公園に慰安婦像が設置されていることについて、「最終的かつ不可逆的な解決」を確認した日韓合意の趣旨と精神に反するとして、2月にソウルの日本大使館が韓国外務省に対し、撤去を含む「適切な対応」を申し入れた韓国政府に抗議していたことが分かった。慰安婦像は韓国の市民団体が2015年8月、江陵市の「3・1運動万歳記念公園」に設置した。

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