慰安婦問題年表(2)2016- <追記あり>

2018.01.26 Friday 00:13
くっくり



1月12日
安倍首相が記者団に対し、慰安婦問題をめぐる日韓合意で、韓国政府が新たな措置を日本政府に要求する方針を発表した状況について、「合意は国と国との約束で、これを守ることは国際的かつ普遍的な原則だ。韓国側が一方的にさらなる措置を求めることは、全く受け入れることはできない」と明言した。また、「日本側は約束したことは全て誠意をもって実行している。韓国側に実行するよう強く求め続けていきたい」と述べ、重ねて韓国側に合意履行を促した。

1月16日
河野太郎外相がカナダのバンクーバーで韓国の康京和外相と会談。康氏は日韓合意では慰安婦問題は解決できないとする韓国政府の新方針を説明。河野外相は「韓国側が日本にさらなる措置を求めるのは全く受け入れられない」と述べ、新たな協議を拒否すると同時に、合意の着実な履行を求めた。河野外相は徴用工問題にも言及。韓国の民間団体が釜山の日本総領事館前に徴用工像を設置する計画を進めていることを問題視し、計画が実施されないよう韓国政府に対応を求めた。

1月17日
フィリピンを訪問した自民党の河井克行総裁外交特別補佐がドゥテルテ大統領と会談し、前年12月にマニラに日本軍占領下の慰安婦を象徴するフィリピン人女性像が設置されたことについて懸念を伝えた。これに対しドゥテルテ大統領は「しっかりとした措置をとる」との考えを表明した。

1月23日
韓国の鄭鉉栢女性家族相が、韓国紙・京郷新聞のインタビューに対し、日韓合意に基づき設立された韓国の「和解・癒やし財団」を年内に解散させたい意向を示した。また、「ワシントン、ニューヨーク、ベルリンで慰安婦問題に関する国際会議を開くなどし、効果的に日本に圧力をかけねばならない」と述べ、国際社会での対日圧力を強める考えを示した。日韓両国は合意で慰安婦問題の「最終的かつ不可逆的な解決」を確認し、国際社会で慰安婦問題について「互いに非難、批判するのを控える」ことで合意しているが、鄭氏の発言はこれを否定したもの。

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