慰安婦問題年表(2)2016- <追記あり>
2018.01.26 Friday 00:13
くっくり
<2018年>
1月4日
文在寅大統領が、元慰安婦8人や挺対協や挺対協が主導する「正義記憶財団」の代表らを招いて昼食会を開いた。大統領府によると、文氏は「日韓合意は真実と正義の原則に反するだけでなく、政府(朴槿恵前政権)がみなさんの意見を聞かず一方的に進めた。内容、手続き、いずれも間違ったものだ」と語った。「大統領として両国間の公式合意だった事実は否定できないが、合意で問題が解決されたということは受け入れないと言明した」とし、「みなさんから話を聞き、政府の方針決定に役立てる」とも述べた。
日本政府は同日、文在寅大統領が慰安婦問題に関する日韓合意は間違ったものだと発言したことに反発し、「合意を否定しているような発言だ。受け入れられない。合意を変更すれば、日韓関係は管理不能になる」と抗議した。駐韓日本大使館公使が韓国外務省に伝えた。
1月9日
康京和外相が、慰安婦問題の解決を確認した日韓合意に関する韓国政府の新方針を発表した。合意に基づき日本政府が拠出した10億円を日本に返還すべきだとの一部元慰安婦らの主張を踏まえ、同額を韓国政府が拠出し、日本拠出分の扱いを今後日本側と協議すると表明。合意が「両国間の公式合意だったという事実は否定できない」として、日本側に再交渉は要求しないとした。
これに対し、河野外相は同日、「日韓合意は国と国との約束であり、たとえ政権が代わったからといって責任をもって実施されなければならないというのが、国際的かつ普遍的な原則だ。合意の着実な履行は、国際社会に対する両国の責務だと認識している」「日韓合意で、慰安婦問題の最終的かつ不可逆的な解決を確認したにもかかわらず、韓国側が、日本側に対し、さらなる措置を求めることは全く受け入れることはできない」と述べ、韓国側に直ちに抗議する意向を明らかにした。
1月10日
韓国の文在寅大統領が、大統領府で年頭の記者会見を開いた。慰安婦問題をめぐって「韓日両国が公式に合意した事実は否定できない」としながらも、「誤ったもつれは解かなければならない」と述べ、日本側にさらなる謝罪などを求めていく意思を示した。朴槿恵前政権当時に日本と結ばれた合意は、元慰安婦らの意向をほとんどくみ取ることなく、政府間で取り決めたもので、これでは「解決できない」との認識も改めて示した。また、韓国政府が10億円を拠出した理由については、「これで日本政府から受け取っていない元慰安婦も堂々と受け取れる」と説明した上で、「日本の10億円はよい目的で使えるならそれも望ましい。時間をかけて日本政府と協議する」と述べた。そして「日本政府が真実を認めて心から謝罪すれば元慰安婦も日本を許すだろうし完全に解決するだろう。日本に対して真実と正義の原則にもとづいて解決するよう促す」と述べ、日本側のさらなる対応に期待を示した。その上で「日本と心が通じる真の友人になることを望む」と述べ、「歴史問題と未来志向的協力を分離して努力していく」と主張した。
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