慰安婦問題年表(2)2016- <追記あり>

2018.01.26 Friday 00:13
くっくり



6月13日
韓国大統領府が、慰安婦問題などを担当する女性家族相の候補に大学教授の鄭鉉栢氏を充てる人事を発表した。報道官は鄭氏について、慰安婦問題を巡る日韓合意の「再交渉」などに当たる上で適任と説明したが、その後、再交渉に言及した個所は現段階で政府の公式的な立場ではないとして取り消した。

6月18日
文在寅大統領が、外相候補に指名した康京和(カン・ギョンファ)前国連事務総長特別顧問の任命を強行、康氏は外相に就任した。康氏をめぐっては居住地を偽った偽装転入や脱税などが次々露呈している。

6月20日
文在寅大統領が米紙ワシントン・ポストとのインタビューで、日韓合意に関し「問題解決には、日本が法的責任を取り、公式に謝罪することが必須だ」と述べた。これに対し、菅義偉官房長官は、21日の記者会見で、「一昨年の日韓合意は最終的で不可逆的な解決であり、日韓両国で確認している」と述べた。その上で「日韓合意で、政府として心からのおわびと反省の気持ちを表明している」と指摘し、改めて謝罪する必要はないとの考えを示した。

6月23日
日本政府は、文在寅大統領がロイター通信とのインタビューで慰安婦など歴史問題をめぐり日本政府が「最善の努力をしていない」と批判したことに対し、外交ルートを通じて抗議した。22日には米紙インタビューでの文氏の発言に関しても抗議している。

6月24日
吉田清治が韓国内に建てた「謝罪碑」を吉田の長男の依頼で「書き換えた」奥茂治氏が、仁川空港内で韓国警察に一時拘束された。韓国警察から再三出頭依頼があり、奥氏は、自分の正当性を韓国警察に説明するために、拘束覚悟で韓国に入国した。

6月26日
奥茂治氏が、公用物損壊の疑いで韓国の警察に刑事立件された。

6月29日
篠塚隆駐アトランタ日本総領事が米地方紙のインタビューで「慰安婦は金をもらった売春婦だった」と語ったとの報道について、韓国外務省報道官が「被害者(元慰安婦)の方々の心に、再び深い傷を与える極めて不適切な発言で、遺憾に思う」と批判したうえで、「慰安婦問題をめぐる合意の精神に反するこのような発言の撤回と再発防止に向けた措置を日本側に強く求めた」と述べた。発言は、米ジョージア州のリポーターニューズペーパーズがインタビューとして報じたもので、韓国メディアは報道を引用する形で、篠塚氏を猛批判。しかし、篠塚氏は「プロスティチュート(売春婦)」という言葉は使っておらず、アトランタ総領事館はこの事実を同紙に伝えたところ、同紙の報道は直接引用の形ではなく、言葉を置き換えたものであり、これを韓国メディアが篠塚氏の発言として報じたことが判明。菅義偉官房長官は30日午前の記者会見で「篠塚氏は『報酬を受けた娼婦』とか『娼婦』という表現は用いていない」と説明し、「総領事はわが国政府の立場に沿って慰安婦を『性奴隷』と称することは不適切であるという説明を行った」と述べた。また、篠塚氏の発言の撤回を求めていた韓国側には「説明済みだ」と述べた。

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