本当の「憲法変えるな」勢力は自民党に&米国の間違った展示を修正&半島情勢…青山繁晴「虎ノ門ニュース」

2018.01.08 Monday 19:28
くっくり



 法治国家の日本が人治国家の国に何も手出しできなくなるっていうのは、日本の問題だけじゃなくて、国際法の紊乱(びんらん)なんですよ。
 国際法を滅茶苦茶にしてるわけですよ。
 ルールを守ってた方が弱くて、ルール無視で独裁者が何でもやりたいことできるのが国際社会だったら、それは災いを招く以外の何物でもない。
 だからそういうニュースなんですよ、これは。

 共同通信も報道してるし、朝日新聞も今朝小さい記事だけど書いてたけれども、それが逆にずっと報じることで、ちゃんと載せてるな、に見えて、これは普通のことだって印象づけようとしてるわけ。
 普通の読者だったら、ああこれはいつもと同じだと、もう詳しく読まないだろうなと。
 それが一番恐ろしい。
 日本の領土や領海を侵されていくことを、何とも思わないという、そういう訓練をされてる。
 でも根幹は日本国憲法がその立場に立ってるわけですよね。

 主権国家の概念を学校で教わっていれば、「国の交戦権はこれを認めない」という条項を同時に学校で教えるのは、本当は不可能じゃないですか。
 でも「国の交戦権はこれを認めない」というのは平和で素晴らしいと教えるから、領土・領海・領空を大事にして子孫に渡しましょうってことは教えられないんですよ。
 何で教えないんだという質問をよくお受けするが、両方教えたら、普通は気がつきますよ。
 関西言葉で言ったら、「先生それおかしいんちゃうん?」と。
 「相手が国でも戦えないと、守られへんやん。どうやって守んの?」と。
 そしたら先生は、「いや、諸国民の公正と信義に信頼して…」(笑)。
 東京はちょっと形式的なとこがあるが、関西は中身だから、「諸国民って誰やねん!」とかね。
 まずいので、それは教えない。

 これが果たして教育と言えるのか。
 この責任も99.9999%、自由民主党にある。
 学習指導要領をリベラルの渡海さんが変えようとしたら、福田康夫総理に止められた(2017/6/26放送分参照)。

(居島一平:そこに前川喜平さんまで絡んできたっていう…)

 そうです。
 そうでないと偉くなれないんですよ。
 加戸守行さん(前愛媛県知事)は官房長で止まってるじゃないですか。

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