漫画のような中国の動きの理由は?安倍総理は騙されてる?日本は外される?トランプさんは演技してる?…青山繁晴「虎ノ門ニュース」

2017.11.20 Monday 20:04
くっくり



 だからトランプさんの全部が演技かどうかは、僕もあり得ると答えただけでそうだとは言えなかったが、全体の状況からすると、トランプさんは中国の力をとにかく引き出して、戦争なしに、北朝鮮に核を捨てさせることはできないか、あるいは最低限の核保有だけにすることはできないか模索してて。
 で、今言った前者の核を捨てさせることはできません、中国は。
 できるとしたら、最低限の核を持つことを裏で認めるっていうことだけだから、日本はそれを見抜かなきゃいけない。


(5)核攻撃が違法なら従わず アメリカ軍高官

 北朝鮮と戦争になる時の事実上の指揮官は、太平洋軍司令官のハリスさん。
 ハイテン戦略軍司令官は、特に太平洋を越えるような核ミサイルを撃つ時には、具体的な指揮権を持ってる。
 ケーラーさんという元司令官が、大統領から違法な命令が来たら、軍人はそれに従うんじゃなくて、違法だと判断したら大統領に問い返しをして、というのが義務だと言ってるわけですよね。

 本来は元や前の司令官が言うことはあまり参考にならないが、この場合は非常に当てになる話で、つまり終始一貫…。
 これは「レッド・オクトーバーを追え!」という映画で(正しくは「クリムゾン・タイド」。CM明けにお詫びと訂正あり)、艦長が核ミサイルを発射しようとしたら、副長が反抗したら、最終的には艦長を逮捕するわけです。
 これがアメリカ軍のほんとなんですよ。
 残念ながら日本がアメリカにだけは負けた、その理由のひとつはこれ。
 違法か合法かということも含めて、上に、正当に反論できる。
 大統領がおかしいと思ったら違う意見を具申できるのが、昔も今も変わらない米軍の強み。

 第二次世界大戦では最後に広島・長崎に核爆弾を落としましたが、途中までは核も持ってなかった。
 したがって大戦終結したあと、米軍はガラッと変わって核を持つ軍隊になったわけですよね。
 ある意味では全面戦争に慎重になったわけですよね。
 だから第三次世界大戦は、ネットの世界ではサイバー戦争は起きてるけども、実弾を使った第三次世界大戦は起きてないわけですよね。
 したがって、第二次大戦当時のこのアメリカの意見具申をできる体質は、むしろ強化されている、というニュース。

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