漫画のような中国の動きの理由は?安倍総理は騙されてる?日本は外される?トランプさんは演技してる?…青山繁晴「虎ノ門ニュース」

2017.11.20 Monday 20:04
くっくり


 それに対して外務省の本音を聞きたいと。
 本音を聞きたいというのは、たとえばこの番組でも言わないということです。
 だから言葉の通りには申しませんが、ざっくり言えば、ちゃんと水面下の情報も把握するように努めていると。
 実は当たり前なんですけど(笑)、努めていると。
 その上で日本が外されてるなんてことはありませんと。

 というのは、中国自身が、北朝鮮と必ずしも上手く行ってるわけじゃないというニュアンスの話があったんです。
 そこは実は正しいんです。
 但し僕は外務省が認識甘いってことは、その場でも改めてさらに厳しく申しましたし、今も同じ考えです。
 甘いけれど、しかしこの外交部会が開かれたあとに、さらに奇妙な、漫画チックなことがあってですね。
 突然、中国の環球時報という、中国共産党の外交の機関紙が、「この特使はマジシャンじゃない」と(笑)。
 現実世界って、物事が緊迫してくるとなぜか漫画的になるんですよ。
 人間もそうですよね。追い詰められると急に笑い出したり。

 長年チャイナを見てきましたが、自分で宣伝しておきながら、その特使が行ってる最中に、マジシャンじゃない、そんなのできるとは限らないと言うっていうのは、初めてですよね。
 これ何を意味してるかというと、米中で金正恩委員長を殺害したあとに、中国は実権をアメリカからいただくという話し合いが、できているか、あるいはできつつあるか、少なくともその話をしてることは間違いがなくて、それを北朝鮮が把握してるからですよね。
 だから特使が何を持ってきても、少なくとも金正恩委員長その人は、そんなもの信用するわけにいかないじゃないですか。
 だから謎解きで言うと、開戦の危機が遠のいてるんじゃなくて…。

 今朝も、3時半頃に起きて、この番組の準備をするわけですけどね。
 アメリカと電話をして、生の情報を集めたりするわけですが、その途中に来たブログの書き込みの中に、「米国務省が対話路線で北朝鮮との問題を解決しようとする動きになったと。お前が独善的に言ってる、戦争があるかもしれないというのはこれで回避された」と。
 誰が書き込んだのか、改めて公的機関が調べるまでもなく、もうバレバレなわけですよ。

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